卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は15日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同2位の王曼昱(中国)と対戦。ゲームカウント0-3で敗れ、準決勝進出を逃した。
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■第2Gで優位に立つも逆転許す
張本美はWTTシリーズでは初対戦となった王曼昱に対して、第1ゲームから白熱のラリー戦を展開。台上プレーでも互いの技術を出し合う形で推移し、8-8からわずかに抜け出した王曼昱に9-11で先手を取られる。
第2ゲームでは張本美が優位に試合を運び、10-8と先にゲームポイントを奪ったものの、ここから粘りを見せた王曼昱にデュースに持ち込まれ10-12で落とす。第3ゲームでも6-9から追いつくなど奮闘を見せたが、終盤の重要な局面で強さを発揮した中国の世界2位の前にストレート負けを喫した。
WTT公式は「ミワ・ハリモトは精力的に奮闘を見せたものの、対戦相手の力に耐えることができずに世界ランキング2位のワン・マンユが実力を見せつけた」と終盤で競り負けたことに言及。「ワンとハリモトの間に許されるミスの許容量が小さかった」と僅差での攻防を伝えた。
また、試合後の王曼昱のコメントも伝えており、「スコアは3-0だったがどのゲームも接戦だった。8-10とリードされた後、ようやく第2ゲームを奪うことができた」と振り返った26歳は、「重要なポイントを上手く処理できたのは、自分の決意と決断力によるものであった」と勝負強さを発揮した終盤に言及した。
日本女子は早田ひな(日本生命)、大藤沙月(ミキハウス)に続きベスト4を目指し中国勢に挑んだ張本美も敗退。中国の壁を崩しきるには至らなかった。
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