卓球女子シングルス準決勝「張本美和 vs. 陳幸同」リアルタイム速報・途中結果・試合結果 世界4位の中国勢に敗れ決勝進出&優勝逃す【WTTチャンピオンズ仁川】

卓球女子シングルス準決勝「張本美和 vs. 陳幸同」リアルタイム速報・途中結果・試合結果 世界4位の中国勢に敗れ決勝進出&優勝逃す【WTTチャンピオンズ仁川】
張本美和(C)WTT

卓球の「WTTチャンピオンズ仁川」は6日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング5位の張本美和(木下グループ)は同4位の陳幸同(中国)と対戦。今大会1ゲームも取られずに勝ち進んだ張本美は1ゲーム目を失ったものの、第2、5ゲームを奪取した。しかし、手堅い守備を武器に主導権を握った陳幸同に2-4で敗れ、決勝進出を逃した。

◆張本美和に“リベンジ”の陳幸同は「堅実的な粘り強さを見せた」 中国メディアが伊藤美誠に続く日本勢連破の世界4位を称賛【WTTチャンピオンズ仁川】

ライブ速報・試合結果

張本美和 24 陳幸同
(4-11,11-5,5-11,7-11,11-5,6-11)

第1ゲーム

立ち上がりはバックによる打ち合いが続くなど3-3と互角の展開。直後に張本美のサービスミスが見られると、陳幸同が手堅いプレーで点数を重ねリードを広げていく。張本美は両ハンドで相手を揺さぶろうと試みるが、中盤のビハインドが響き4-11で先取される。

第2ゲーム

入りのサービス2本をものにした張本美が、2-1からもミドルに鋭いバックを連続で放ちリードする。5-1からフォアでもポイントを奪うなど積極性が目立つ張本美が試合を優位に運び、点差を詰められた8-4から2ポイントを奪いゲームポイントを握る。最後はラリーを制し、11-5で追いつく。

第3ゲーム

0-1から台上での応酬でポイントを与えた張本美が1-5とリードを広げられる。陳幸同は機を見てフォアでもコースを抜くなど主導権を握らせない。それでも張本美が中盤に陳幸同の堅い守備をかいくぐりポイントを重ねると、5-7で相手がタイムアウト。流れを切った陳幸同にゲームポイントを握られ、5-11で再びリードを許す。

第4ゲーム

4-4と互角の入りとなったなか、陳幸同が連続ポイントでリードを奪う。しかし、張本美も台上での応酬からチキータを見せるなど再び追いつく。張本美は6-7からYGサービスを見せるなど、変化を加えながら対応するが、終盤にポイントを重ねられる形で7-11で落とし、王手をかけられる。

第5ゲーム

あとのなくなった張本美だが、陳幸同の鋭いボールに対応。サービスエースも決めるなど6-3とリードを広げる。その後もラリー戦や台上での攻防を制するなど、中盤以降のリードを保ったまま先にゲームポイントを奪った張本美が、最後もバックハンドで奪い切り、11-5と追いすがる。

第6ゲーム

2-2からの2本をものにした張本美がわずかにリードするが、陳幸同の粘り強さの前に5-5の同点に。逆転を許した張本美がタイムアウトを取ったなか、直後のラリーでは陳幸同がバックで張本美のフォア側を抜く。その後も確実性で勝った陳幸同がマッチポイントを奪うと、6-11でゲームを奪い切り、張本美の決勝進出を阻んだ。

ここまでの試合結果

準々決勝
◯張本美和 4-0(11-8,11-7,11-6,11-7) 蒯曼(中国)

2回戦
◯張本美和 3-0(15-13,11-9,11-6) ブリット・エールラント(オランダ)

1回戦
◯張本美和 3-0(11-6,11-8,11-8) 黃怡樺(台湾)

張本美和、初陣でのストレート勝利に手応え「2パターンの戦術を用意できた」 世界5位に浮上の16歳が上位進出なるか【WTTチャンピオンズ仁川】

張本美和、初陣でのストレート勝利に手応え「2パターンの戦術を用意できた」 世界5位に浮上の16歳が上位進出なるか【WTTチャンピオンズ仁川】

陳幸同

1997年5月27日生まれ。右シェーク裏裏ドライブ型。世界ランキング最高位は3位。かつて平野美宇のコピー選手を務めたことでも知られ、手堅いブロックやラリー戦で強さを発揮する。2023年に南アフリカで行われた「世界卓球 個人戦」では女子シングルス3位に入り、22年、24年の「世界卓球 団体戦」では金メダルメンバーに名を連ねた。

陳幸同(C)WTT

◆孫穎莎が絶賛した16歳・張本美和の成長ぶり「総合力と理解力が向上」 公式は世界女王の強さにも言及「別のレベルへと進んだ」

◆張本美和が繰り広げた孫穎莎との“死闘” 世界女王は驚異の逆転に「すべてのポイントに集中」「自分を信じなければいけない」

◆張本美和、日本女子最高5位浮上の16歳に熱視線「スーパースターの特別な才能」 公式が次世代エースに期待「ハリモトの可能性は無限大」

izukawaya