ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でのナショナルズ戦に臨み6-5で勝利。スイープを免れるとともに前カードから続く連敗も3で止めた。ただ、東海岸遠征は2カード連続で負け越しとなり、テオスカー・ヘルナンデス外野手は苦戦した理由の1つに「寒さ」を挙げた。
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■極寒の中でプレー「選手としては大変」
ドジャースは開幕から8連勝を飾り、勢いに乗って今回の東海岸遠征に臨んだ。しかし、フィラデルフィア、ワシントンと2カード連続で負け越しという結果になり、急失速。激戦のナ・リーグ西地区で3位となっている。
苦戦した理由の1つとして、この日5号アーチを放ったT・ヘルナンデスは「東海岸の寒さ」を挙げた。
「選手としてはちょっと大変。私はこれまで東海岸で6年間プレーした経験があり、シーズン序盤はいつも寒かった。でも、昨年から(西海岸の)ロサンゼルスに移籍した。シーズン序盤でも暖かな環境でプレーするのは初めてだったけど、これまでとは全然違った。だから、東海岸の寒さに慣れていないと、本当に大きな影響がある」と訴えた。
例えば、8日(同9日)のナショナルズ・パークで行われた一戦では、開始時点の気温はわずか7度で、時間が経つにつれてさらに低下した。強風が吹き、凍結警報も発令される中での試合となり、温暖な西海岸からやって来たドジャースの選手たちにとっては、まさに極寒の中でのプレーとなった。
■言い訳はできず「立て直すだけ」
それでも、T・ヘルナンデスは「我々は寒い中でプレーすることに慣れていない。ただ、それを言い訳にしてパフォーマンスを落としてはダメだ。相手チームはしっかり打って、出塁して、得点も取っていた。一方で我々は、いい打席を送れていない。出塁もできていないし、すべてが思い通りにいっていない。とはいえ、それが野球というもの。立て直すだけだ」と気を引き締めていた。
ひとまず連敗を3で止めたチームは、寒波に別れを告げてロサンゼルスに戻る。“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手も「(ロスは)ここよりも少しは暖かいはずだ」と笑い、11日(同12日)からのカブス戦での躍動を誓った。
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