米メディア『DODGERBLUE.COM』は11日(日本時間12日)、ドジャース佐々木朗希投手に関する特集記事を公開。ルーキー右腕の起用方法やマーク・プライアー投手コーチが、これまでに発してきたコメントなどを掲載した。
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■起用法は昨年の山本由伸が参考
『DODGERBLUE.COM』は冒頭、佐々木の起用法について言及。ドジャースとしては、昨年ルーキーイヤーを過ごした山本由伸投手の例を参考に、佐々木も同様の流れでメジャーに適応させていく方針だと伝えた。
佐々木を指導するプライアー投手コーチは「最初に我々がササキに対してやるべきことは、昨年ヤマモトに対してやったことと同じだ。米国式の野球や練習、ミーティング、そのほか色々なことを彼に体験させて、慣れさせることが必要だった。明らかに日本と米国ではスタイルが違うからね」と説明した。
その上で「まずは我々が彼のことを知って、彼が何を目指していて、どうやって取り組んでいるのかを理解することが大切。だから、最初の数週間はお互いを知るための時間だった」と振り返った。「今はそこから少しずつ前に進んで、彼が取り組みたいことに集中できるようにしている。彼はとても好奇心旺盛なんだ」と明かした。
■「すごく明るくて楽しい性格」
日本では一般的に先発投手は中6日で回るが、メジャーでは5人制で中4日が主流となっている。ただ、山本は日本でプレーしていた時と同様、週1回の登板が基本。今年の佐々木もこれを踏襲する方向だという。
また、同メディアは佐々木の人柄にも触れ、プライアー投手コーチの「すごくいいなと思ったことは、彼とチームメートの関係だね。彼がチームメートたちと交流している様子を見ると、本当に社交的で楽しそうにしている。正直、最初はどんな人か、性格もよく分からなかったけど、彼はすごく明るくて楽しい性格だね」というコメントを紹介した。
そして、「そういったチームメートとの関係が、シーズンが進むにつれて必ずプラスになる。野球選手には誰にでも浮き沈みがあるものだからね」とし、同僚との良好なコミュニケーションがいずれ助けになると主張した。
すっかりチームに溶け込んでいる佐々木。どんなルーキーイヤーとなるのか、目が離せない。
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