井上尚弥撃破に名乗りを上げた“フェザー級最強王者” ラスベガスで競演のエスピノサが対戦熱望「栄光をもたらしてメキシコ人の心を掴む」

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

井上尚弥撃破に名乗りを上げた“フェザー級最強王者” ラスベガスで競演のエスピノサが対戦熱望「栄光をもたらしてメキシコ人の心を掴む」
井上尚弥 撮影:SPREAD編集部

プロボクシングの4団体統一世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は5月4日(日本時間5月5日)に米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBA同級2位のラモン・カルナデス(アメリカ)と対戦する。10日に32歳の誕生日を迎えた日本最強ボクサーの戦いには注目が集まっている。

そんななか、ここまでキャリア無敗を誇るメキシコのフェザー級王者が井上に挑戦状を叩きつけている。

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■来春にも中谷と日本人対決期待

井上は当初、WBC同級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)との対戦が内定していたが、ピカソ陣営が辞退する形でカルナデスに変更。ここまで29戦全勝(26KO)のキャリアを築いてきた井上とのマッチメイクは毎回議論を呼んでいる。

そんな状況で井上に挑戦状を叩きつけたのがWBO世界フェザー級王者のラファエル・エスピノサ(メキシコ)。ここまで26戦全勝(23KO)のキャリアを誇る30歳は、井上がメインを務める5月のラスベガス興行で、同級10位のエドワード・バスケス(アメリカ)と防衛戦を行う。スペイン『AS』の米ラテン系版が伝えた記事の中で、井上との戦いを熱望していることが明かされている。

「僕が望んでいるのはナオヤ・モンスター・イノウエとの戦いに手を挙げて挑戦することを示すこと」と切り出したエスピノサは「この試合をすることは僕に栄光をもたらして、何百万人ものメキシコ人の心を掴むことになる」と母国メキシコに捧げるものになると考えている。

なお、井上は9月に日本でWBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、12月にはサウジアラビアの政府直轄プロジェクトである「リヤド・シーズン」と契約を結んだ関係で同国でのデビューの可能性も伝えられている。さらに、スーパーバンタム級転向が予定されるWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)との対戦を互いに呼びかけるなど、日本人対決に向けても期待が高まっている。

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そんななか、5月にラスベガスで“競演”するエスピノサから対戦を熱望された井上。はたして、挑戦状を叩きつけた形のフェザー級王者との戦いは実現するのか。

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