大藤沙月、ドイツのカットマンに3－1勝利判定巡り中断も41歳ベテラン退け決勝T進出を確定【ITTF男女ワールドカップ】

卓球の「ITTF男女ワールドカップ2025」は16日、女子シングルスグループリーグの第3戦が行われ、世界ランキング8位の大藤沙月（ミキハウス）は同55位のハン・イン（ドイツ）と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利した。

■日本女子では張本美和に続く

大藤は15日にシャオ・マリア（スペイン）相手に4－0勝利で好発進。グループリーグ突破をかけてドイツの41歳に挑んだ。

第1ゲームは大藤が流れを掴むと、先にゲームポイントを掴み11－7で奪取する。続く第2ゲームも大藤が序盤からポイントを重ね、前に出てきたハン・インにも対応。10－2で迎えた終盤に判定を巡って両者が主審と話し込む場面も見られたが、直後のポイントを大藤がものにした。

第3ゲームは大藤が2－2から連続ポイントを奪ったところでハン・インがサービスを巡って再び主審にチャレンジ。大藤はバックサービスも交えながら対応したなか、8－7で迫られたところでタイムアウトを取る。接戦となったなか9－8から相手のサービスミスでゲームポイントを奪った大藤が11－8で取り切った。

グループリーグ突破を確定させて迎えた第4ゲーム、立ち上がりに5ポイントを奪取されるなど、大藤が相手にペースを握られる。ハン・インの粘り強い対応を崩せずに、3－11でこのゲームを落とした。

この結果、グループリーグで大藤は7勝1敗の成績で、日本女子では張本美和（木下グループ）に続き決勝トーナメント進出を決めている。