卓球の「シンガポールスマッシュ2025」は2日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の大藤沙月(ミキハウス)は同59位のジャン・ゼン(シンガポール)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利し、2回戦進出を決めた。
初戦で快勝を収めた大藤が試合を振り返り、コメントを残している。
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■地元選手相手に多彩な攻めで完勝
大藤は地元のシンガポール選手相手の初戦となったなか、持ち味のバックハンドを振り切り、フォアでの反応や台上プレーでも相手を放翻弄した。3ゲーム連続で11-4で取り切り、圧勝と呼べる形で2回戦進出を決めた。
初のスマッシュ参戦となった大藤は試合後に、「試合自体も初めてで、1試合目ということですごく緊張した」と明かしつつも、「少しずつ慣れてきて最後は楽しくできて良かった」と尻上がりに調子を上げていったと振り返る。さらに、「(観衆は)あまり気にはしてなかったんですけど、すごくやりやすい感じはありました」と地元選手との戦いで盛り上がりを見せた場内の雰囲気についても感想を述べた。
昨年のWTTシリーズは福岡県北九州市で行われた11月の「WTTファイナルズ福岡」で最終戦を迎えたが、大藤はその後も12月のTリーグや先日は初のベスト4入りした「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」を戦うなどハードスケジュールをこなしている。
12月以降の状況を問われた大藤は、「1月に入って2大会をして、その後全日本の試合があってすぐこちらへ来たので、ずっと試合をしていました」、「(休養は)していないですね。Tリーグもあって、ずっと試合をしていました」と笑顔を交えつつコメントした。
2回戦へ勝ち進んだ大藤は、世界ランキング33位の黃怡樺(台湾)との対戦が決まり、20歳の新星が40歳のベテラン相手に挑む構図となった。
※取材協力:WTT
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