2026年3月に開催される第6回「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を巡り、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手がプエルトリコ代表の主将に就任することが決まった。すでに米国代表はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の主将就任を発表しており、各代表に続々とスーパースターが集まる気配となっている。MLB公式サイトなど米複数メディアが報じている。
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■昨シーズンは大谷翔平とMVP争い
リンドーアは16日(日本時間17日)、自身のインスタグラムを更新。「2026年ワールド・ベースボール・クラシックでプエルトリコ代表のキャプテンを務めることができて光栄に思います さあ行こう、我がプエルトリコ!」とつづり、前回大会(23年)に続く主将就任を報告した。
リンドーアはメジャー屈指の遊撃手で、昨年のナ・リーグMVP投票では大谷翔平投手(ドジャース)に次ぐ2位となった。今季もフアン・ソト外野手、ピート・アロンソ内野手らとともにチームをけん引している。
プエルトリコは前回、リンドーアのほかエドウィン・ディアス投手(メッツ)や“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手(ドジャース、大会時はレッドソックス)、ホセ・ベリオス投手(ブルージェイズ)らビッグネームを招集。順調に勝ち進んだものの、準々決勝でメキシコに敗れて涙を飲んだ。今回も監督を務めるのはヤディアー・モリーナで、カージナルスの名捕手だった指揮官とともに頂点を目指すことになる。
■大谷翔平「選んでもらえるなら光栄」
来春に迫ったWBCを巡っては、すでに米国代表がジャッジの主将就任を発表。これを受けて、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)、ムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)、タイラー・グラスノー投手(同)らが代表への合流希望を表明している。
連覇を狙う侍ジャパンにおいても、大谷が16日(同17日)のロッキーズ戦後、「選んでいただけるならそれは光栄なこと。まずはそこまでの成績というか、立場も含めてしっかりとしたものをまず今年1年示していかないといけないと思う」などとコメントし、再参戦に意欲を見せた。
デーブ・ロバーツ監督も「ドジャースはWBCに最も多くの選手を送り出すチームになるだろう。選手が参加を希望するならサポートする」と話し、出場容認の姿勢を示している。
今季のメジャーはペナントレースの行方とともに、各代表のチーム編成にも注目が集まりそうだ。
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