米メディア『ドジャース・ウェイ』は19日(日本時間20日)、「ドジャースに復帰しないと見られる3選手」と題して記事を公開。ドジャースからフリーエージェント(FA)となった選手たちの中で、再契約に至らない可能性が高い選手を紹介した。
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■フラハティ、ビューラーも
今オフにドジャースからFAになったのは9人で、その中にはテオスカー・ヘルナンデス外野手やクレイトン・カーショー投手のように復帰を待望されている選手もいる。一方で、『ドジャース・ウェイ』は今回、「彼らが2025年にドジャースのユニフォームを着ている姿を見ることは、まずないだろう」と記し、決別する可能性が高い3選手を紹介した。
まず名前が挙がったのはジャック・フラハティ投手。今季途中から加わり、負傷者が続出していた投手陣を支えた。しかし、同メディアは「ポストシーズンでの投球に関しては良い印象を与えなかった」とし、不安定な投球を振り返った。その上で、すでにドジャースの来季先発陣が固まっていることもあり、「彼がロサンゼルスに戻ってくることはないだろう」とした。
次に名前が挙がったのはウォーカー・ビューラー投手。ワールドシリーズの胴上げ投手であり、同メディアも「彼の復帰を熱望するファンは依然として多い」と認めつつ、「ドジャースの先発陣は充実し過ぎているのかもしれない。彼を収容するスペースはもうない」とした。合わせて、ヤンキースや複数チームから関心を寄せられていることにも触れた。
■「このまま見送るべき」
そして、最後は救援右腕のジョー・ケリー投手。昨オフ、ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平投手に対し、自身が付けていた「背番号17」を快く譲渡。そのお礼として、大谷からポルシェが贈られたことで話題となり、日本のファンにもその名が一気に知れ渡った。
ただ、同メディアは「彼は今季、故障者リスト入りと復帰を繰り返し、健康だった時もいい成績を残せなかった。球速は変わらなかったが、常に不安定だったコントロールはシーズンのある時点で完全に崩れてしまった」と指摘。「ケリーはロサンゼルスで輝く瞬間もあったが、今年は彼をそのまま見送るべきだ」と主張した。
ブルペン陣の補強に関しては、抑え候補としてタナー・スコット投手の名前が挙がっており、ケリーが付け入る隙はないという考えが一般的になっている。
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