卓球Tリーグの岡山リベッツは7日、張本智和(トヨタ自動車)と複数年契約を締結し、2025-26シーズンから岡山の一員としてプレーすることを発表した。
◆張本智和、悲願の表彰台狙うエースは「シングルスのメダル獲得に意欲」 WTT公式が初陣に注目、戸上隼輔とは同士討ちの可能性【世界卓球2025】
■琉球で3シーズンプレーし退団
張本智は木下マイスター東京を経て、2022-23シーズンに琉球アスティーダに入団。移籍初年度から主力としてプレーオフ制覇に貢献し、2024-25シーズンもシングルスでリーグトップの18勝を挙げるなどエースに君臨してきた。
4月30日に3シーズンにわたりプレーした張本智の去就に注目が集まっていたなか、岡山の一員として新シーズンをプレーすることになった。
張本智は公式サイトを通じて「岡山リベッツの皆さんが目指す目標や熱い想いに共感し、自分の力を必要としてくださっていると感じたことが、今回の決断に繋がりました」と加入に至った理由を明かし、「岡山リベッツのファンのみなさんの応援はライバルチームから見ても素晴らしいと感じていました。これからはその声援を力に変えて、プレーオフ優勝という目標に向けて全力で頑張ります!応援のほどよろしくお願い致します!」と意気込みを語っている。
また、張本智とはKM東京時代に共闘した田添響選手兼監督は、張本智の獲得に「張本選手の加入は、岡山のプロスポーツにとって間違いなく歴史的な一歩です」とコメント。「彼の世界屈指の技術、そして何よりも卓球に対するひたむきな姿勢は、チーム全体のレベルアップにもつながると感じています」とチームにもたらすものが大きいと明かしている。
なお、張本智は17日からカタール・ドーハで行われる「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」への出場を控えており、大会終了後に入団会見を行う予定。プレーオフ制覇を見据える岡山に電撃加入した日本男子エースの働きに期待が高まる。
◆「ハリモトの最初の試練」張本美和に立ちはだかる北朝鮮の“ダークホース” 中国メディアがパリ五輪銀のサウスポーを警戒【世界卓球2025】
◆張本美和は「平野美宇、早田ひなの歴史的な足跡を辿る」 “個人戦デビュー”の16歳は「今後の展開を大きく変える」【世界卓球2025】
◆張本美和&早田ひなはメダル奪取へ“中国の壁”突破に期待 復調の伊藤美誠は個人戦初の表彰台に挑む【世界卓球2025】