川崎フロンターレの中村憲剛選手が5月20日、清水エスパルス戦でゴールを決めたあとに、先日逝去した西城秀樹さんに捧げる『Y.M.C.A』を披露した。
中村選手はブログを更新して、「ゴールしたら絶対YMCAをやりたいなと思ってた」と、この試合に特別な気持ちで臨んでいたことを綴っている。
川崎フロンターレの成長に寄り添った西城秀樹さん
川崎フロンターレと西城さんの縁は2000年までさかのぼる。クラブ史上初めてJ1に昇格した川崎フロンターレは、この年から『川崎市制記念試合』の開催を始めた。
その記念すべき年にハーフタイムで歌ったのが、川崎市に在住していた西城さんだ。その後も西城さんは毎年のように記念試合に出演を続けてきた。
いつも謙虚で気さくで笑顔がとても素敵な方。せっかくの縁だからと、フロンターレのサポーターのために、わずか数分の出演にも関わらず毎回毎回リハーサルから一切の妥協を許さない厳しい方でもありました。あの、等々力が一体となる瞬間が大好きでした。秀樹さん、ありがとうございました。 #frontale pic.twitter.com/ycOz9D7rPS
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) May 17, 2018
川崎フロンターレの成長に寄り添い続けてくれた西城さんの訃報に、選手やスタッフたちは喪章を着けて試合に臨んだ。
「秀樹さんが力をくれたんだと思います」
中村選手は2点リードの後半12分に相手のボールを奪うと、自らドリブルで攻め上がりシュートを打つ。一度はブロックされるがボールを拾い直して流し込んだ。
まさに年齢を感じさせない動きは川崎のヤングマン。ゴール後には今シーズンのパフォーマンス『BKB』に続き、サポーターに向かって『Y.M.C.A』を披露した。
#中村憲剛 が「Y・M・C・A」
相手陣内でパスを奪った中村が今日2ゴール目を挙げる。
お馴染みの「BKB」のあとには、先日逝去した西城秀樹さんに送るゴールパフォーマンスを見せた。🏆明治安田J1第15節
🆚川崎F×清水
📺https://t.co/u4BaoHbwDgでライブ中#時代を変えろ #DAZN@frontale_staff pic.twitter.com/NDw3xzyEIU— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) May 20, 2018
自分が1試合2得点なんて珍しいと言う中村選手は、「きっと秀樹さんが力をくれたんだと思ってます」と目に見えないパワーを感じていた。
「ゴールしたら絶対YMCAをやりたいなと思ってたので、2点目の時にサポーターのみなさんと一緒にやってくれたYMCAは秀樹さんに届いたと思います」
中村選手のパフォーマンスにファンからも、「西城秀樹さんが来てくださった日の等々力の盛り上がりは凄まじかったです。忘れません」「こんなん泣くやん」「ジーン…ときた」「天高く届いてると思います」などのコメントが寄せられている。