卓球日本女子、難敵北朝鮮との準々決勝に中国メディア関心「対戦は予測不能」 “因縁”の24歳サウスポーは「非常に優れた能力」【アジア選手権】

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

卓球日本女子、難敵北朝鮮との準々決勝に中国メディア関心「対戦は予測不能」 “因縁”の24歳サウスポーは「非常に優れた能力」【アジア選手権】
金琴英(C)ITTF

第28回 ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2025」が11日、インド・ブバネーシュワルで開幕した。今回は団体戦のみの開催となっており、日本勢の上位進出に期待が高まっている。

2連覇を狙う日本女子は、準々決勝で北朝鮮との対戦が決定。難敵との戦いを前に、中国メディアがこの注目の一戦を展望している。

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■準々決勝で実現の注目一戦

日本女子は前回大会の決勝で、50年ぶりに中国を撃破しての金メダルを獲得。今大会も連覇を目指し、張本美和(木下グループ)、早田ひな(日本生命)、大藤沙月(ミキハウス)、橋本帆乃香(デンソーポラリス)、長﨑美柚(木下アビエル神奈川)の5選手で挑む。

そんな中、12日に準々決勝で対戦するのが北朝鮮だ。国際卓球連盟(ITTF)のチームランキングでは日本が2位、北朝鮮は35位と大きな差があるものの、侮れない相手である。中国メディア『捜狐』もこのマッチアップに注目し、「アジア卓球選手権のグループリーグが開幕。中国は休養、日本は『悪いくじ』を引いた」と題した記事で日本の組み合わせに言及した。

記事で中心選手として取り上げられたのが金琴英(キム・クムヨン)。昨夏のパリ五輪混合ダブルスでは、李正植とのペアで早田・張本智和(トヨタ自動車)組を破り銀メダルを獲得。さらに昨年のアジア選手権ではシングルスで張本美を下して金メダルを手にするなど、要所で日本勢の前に立ちはだかってきた。

『捜狐』は「金琴英は非常に優れた能力を持っており、独特のバックハンド技術で知られている。昨年の女子シングルス決勝では張本美和を3-1で破り、北朝鮮初のアジア選手権チャンピオンとなった。さらに団体戦準々決勝では世界1位の孫穎莎にも勝利した」と実績を紹介。そのうえで「北朝鮮は独自のプレースタイルと戦術遂行力で知られており、日本との今回の対戦は予測不能だ」と分析している。

昨年、中国を撃破してアジアの頂点に立った日本女子。2連覇をかけた今大会で、難敵・北朝鮮をどう攻略するのか。過去に苦戦してきた相手との大一番に注目が集まる。

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