【MLB】ブルージェイズ救援陣も帽子に「51」を刻む 家庭の事情でチームを離れたド軍ベシアの背番号……エールを贈り、祈りを捧げる

【MLB】ブルージェイズ救援陣も帽子に「51」を刻む 家庭の事情でチームを離れたド軍ベシアの背番号……エールを贈り、祈りを捧げる
帽子に「51」を書き込みプレーする、ブルージェイズのクリス・バシット(C)Getty Images

ドジャースブルージェイズのワールドシリーズ(WS)第6戦は31日(日本時間11月1日)、トロントのロジャース・センターで行われ、ドジャースが3-1で勝利。対戦成績を3勝3敗とし、世界一へ逆王手をかけた。

この試合、ブルージェイズ救援陣は帽子に「51」の文字を刺繍し、マウンドへ上がった。WS前日、家庭の事情で急きょ戦列を離れたドジャースの救援左腕アレックス・ベシア投手の背番号であり、相手チームもベシアファミリーにエールを贈り、サポートを誓っていた。

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■WSの開幕前日に悲しい発表

10月23日(同24日)、ドジャースは救援左腕ベシアがチームを離脱すると発表した。

球団によると、離脱理由は家族の問題に向き合うため。公式Xは「心から悲しいお知らせですが、アレックス・ベシア選手は、妻ケイラさんとともにチームを離れています。ドジャース組織全体は、ベシア一家に心からのお見舞いと祈りを送っています」と伝えた。

この発表がされたのはWS開幕の前日ということもあり、チームやファンに衝撃が走った。詳細は不明なものの、ベシアファミリーが深刻な状況に直面していることは容易に予想されるため、デーブ・ロバーツ監督も「WS期間中に復帰することは難しいだろう」と話していた。

■バシットら祈り捧ぐ

その後、ドジャースのブルペン陣は、ベシアファミリーとの“共闘”を示す意味で、「51」を帽子に縫い付け、エールを贈っていた。そして、この動きはWSの対戦相手、ブルージェイズにも拡大。第6戦ではルイス・バーランド投手、セラントニー・ドミンゲス投手、クリス・バシット投手ら救援陣が、自身の帽子に「51」を刻み、マウンドに立った。

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ベシアは今季、68試合に登板して4勝2敗、26ホールド5セーブ、防御率3.02をマーク。貴重な救援左腕はポストシーズンに入っても活躍し、6試合連続で無失点投球を続けていた。それだけに、ドジャースにとって痛い離脱となった。

相手チームからもエールを贈られたベシア。来季に向けて、何事もなく復帰してくれることを祈るばかりだ。

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