【競馬】フェアリーS 新馬勝ち3頭のうち2頭は黙って“買い”

日曜のシンザン記念ではクラシック候補と評判だったククナがよもやの4着。

アルテミスS2着馬が結果を出せなかったということで、フェアリーSのアルテミスS組にも不安の声が聞こえ始めてきたが、そもそもククナの敗因は、当コラムでも「ククナは苦戦する」と述べたとおり、今の中京芝の馬場状態では厳しかった。

Bコース替わりでとかく前が止まらない。4角10番手でよく4着に追い込んだ、とむしろ評価していい内容であり、この一戦で見限る必要はない。

フェアリーSにはアルテミスS組が3頭。3着のテンハッピーローズ、5着のクールキャット、7着のシャドウファックスは、このメンバーに入れば威張れる実績。この3頭は素直に“買い”でいい。

ただし、3頭で決着とは限らない。昨年は3→7→5人気で3連単9万3230円、一昨年は3→4→5人気で3連単5万4740円……。2017年には10番人気のライジングリーズンが勝利し、3連単27万5620円と、毎年波乱の決着となるのが、フェアリーSだ。

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■前走未勝利でも新馬でも通用する

そもそも、ククナがシンザン記念を選択したように、クラシックを見据えた馬が中山芝1600mのフェアリーSに参戦するのはレアケース。過去にフェアリーSを経由してクラシック戦線で活躍できた馬は見当たらず、おのずと実力拮抗のメンバー構成となるわけだ。

今年も重賞組のほか、未勝利を勝ち上がったばかりの馬のほか、1勝クラスで惨敗した馬もチラホラ。

過去10年、前走未勝利勝ちの馬でも【2-2-3-25】と好走しているように、どの馬にもチャンスがあるレースというわけだ。

とりわけ警戒しておきたいのが、前走新馬戦を勝ち上がったばかりの3頭。まずベッラノーヴァは400キロ前後とガサのない馬だが、新馬は道悪ながら上がり3F34秒0の末脚でぶっこ抜いた。追走に力みのある馬だけに、この1枠なら馬群で脚を溜めるにはいい。

続いて、阪神芝1600mの新馬戦を勝ち上がったアトミックフレア。デビュー戦は7番人気と低評価だったが、センスよく好位から抜け出しVを決めた。2枠なら同様のレース運びが可能で、立ち回り次第で健闘も可能だろう。ただし、負かした相手がその後の未勝利で惨敗と、レースレベルは疑問。あくまで押さえの押さえ、といったところか。

■新馬勝ち3頭に評価順を付ける

最後にダイワキャグニーの半妹・タイニーロマンス。東京芝1600mの新馬戦は、良馬場で勝ち時計1分38秒1と平凡。負かした相手も平凡で、レースに特筆すべき点は見当たらないが、500キロ以上と馬格があり、パワフルな走りはいかにも中山向きだ。

新馬勝ち3頭に評価順を付けるとすれば、タイニーロマンス>ベッラノーヴァ>アトミックフレアの順となる。とくにタイニーロマンスとベッラノーヴァは馬券の相手に入れておきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。

twitterアカウントはこちら⇒『SPREAD』編集長・山田

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