11月2日に東京競馬場で行われる第172回天皇賞・秋(GI、東京芝2000m)には宝塚記念覇者のメイショウタバル、前走・クイーンエリザベス2世Cを制したダービー馬・タスティエーラら古豪に、今年の皐月賞馬・ミュージアムマイル、日本ダービー2着のマスカレードボールら3歳馬が挑む。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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目次
■GI・GII組が他ローテを圧倒
前走GI組が【7.7.4.19】と他を圧倒し、目下6連勝中。以外はGIIの札幌記念、オールカマー、京都大賞典、毎日王冠と秋の主要ステップが中心となり、GIII以下の組は馬券に絡んでいない。
宝塚記念【3.2.2.12】
安田記念【2.2.1.3】
日本ダービー【2.0.1.2】
札幌記念【1.2.1.17】
オールカマー【1.0.0.15】
京都大賞典【1.0.0.10】
天皇賞・春【0.2.0.2】
毎日王冠【0.1.5.33】
大阪杯【0.1.0.0】
GI組では宝塚記念組が強く、昨年のドウデュース、23年のイクイノックスと2連勝中。宝塚記念組は1着馬が【1.1.1.1】で2018年のミッキーロケットが馬券外だが、勝ち馬から0秒4差の5着と大きくは崩れなかった。その点、今年の宝塚記念覇者メイショウタバルは注目の存在と言える。
一方、宝塚記念6着以下も2勝をマークしており、今年は同14着のアーバンシック、6着のソールオリエンスとGI馬が該当。宝塚記念と天皇賞・秋ではレースの性質が大きく異なるだけに巻き返しの余地があり、人気を落とすであろう今回のGI馬2頭には警戒が必要か。
また、今年は強力な3歳馬2騎がスタンバイ。2021年にエフフォーリアが02年のシンボリクリスエス以来19年ぶりに3歳馬Vを決め、翌22年はイクイノックスが制覇、3着にもダノンベルーガが入り流れは向いている。戴冠劇の共通点はどちらも日本ダービー2着からの直行であり、ドンピシャのマスカレードボールはやはり期待が大きい。
一方、ミュージアムマイルはセントライト記念を挟んだ点がネック。3歳限定の前哨戦を踏んだケースは、神戸新聞杯から2019年に同じく皐月賞馬のサートゥルナーリアがいるが、2番人気で6着に沈んだ。同年の皐月賞馬はサートゥルナーリアを含め過去6頭が参戦しジェニュイン2着、ダイワメジャー17着、イスラボニータ3着、エフフォーリア1着、ジオグリフ9着。馬券内は日本ダービー2着馬限定であり、6着の同馬には厳しいデータとなっている。
■穴は唯一の毎日王冠組
このほか、今年は新潟記念勝ちからシランケドが参戦も、前述のとおり前走GIII組は【0.0.0.11】と壊滅的。ただ、今年から新潟記念はハンデ戦から別定戦に施行条件が替わった点は見逃せず、同2着のエネルジコが菊花賞を制し、3着のディープモンスターが続く京都大賞典Vとハイレベルのメンバー構成だった。データを覆してもいい。
昨年天皇賞・秋2着のタスティエーラは香港・クイーンエリザベス2世C1着から参戦するが、前走海外組は【0.0.0.6】。海外組は出走間隔が長い点に問題があり、国内外問わず半年以上のブランクは【0.3.0.8】。ただ、この2着に昨年のタスティエーラ自身が入っており、鬼門のドバイ組ではないならこれも情状酌量の余地ありか。
王道ローテ組が強く伏兵の付け入る隙がないように見えるが、注目は前走・東京コース組。1着4回2着3回3着7回と馬券内14頭は他場を凌駕し、日本ダービーや安田記念が含まれるが、うち2着1回3着5回が毎日王冠組。今年は唯一、昨年8番人気で3着激走と全く同じ毎日王冠2着からホウオウビスケッツが参戦。ヒモに買っておいて損はない。
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