【ボクシング】井上尚弥vs比嘉大吾の“ガチスパー”を海外メディアはどう報じたか「チャリティのムードでは…」

井上尚弥(左)と比嘉大吾(右) (C)Getty Images

チャリティボクシングイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で開催された。

チャリティならではの好カードの数々がボクシングファンを大いに沸かせたが、メインカードの「WBA&IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥 vs 元WBC世界フライ級王者で現WBOアジアパシフィック・バンタム級王者比嘉大吾」は、戦前の井上の宣言通りの“ガチスパー”となり、両者による激しい攻防が繰り広げられた。

最終ラウンドはヘッドギアを外して打ち合うなど、異例尽くしの今カードを海外メディアも驚きを持って報じている。

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■井上のディフェンスは「円熟の動き」

パウンド・フォー・パウンド(PFP)世界2位の“モンスター”井上と、15戦連続KOの日本タイ記録を持つ比嘉がグローブを交えた。猛攻を機敏に交わしながら連打を浴びせる井上に対して、それでも前に出続ける比嘉。3ラウンド終了後には両者共に満足げな表情を浮かべていた。

米メディア「SB NATION」は「イノウエとヒガがチャリティ戦で猛烈な戦い」と報じ、通常のチャリティでは怪我などをさせないため本気でぶつかり合うことがないが、「2人のノックアウト・マシンは、どちらもその前例通りとはいかない」と激しい打ち合いを演じた両者を紹介している。

比嘉の攻めを鮮やかにかわし続けた井上のディフェンスについては「円熟の動き」と評し、チャリティとは思えぬ攻防を「キャリアを長く続けるうえでは(今回のような戦いは)最良のプランとは言えないが、これだけの戦いを見せられては否定することができない」としている。

■「両者は持てる全てをリングで出し尽くした」

英紙「The Sun」は、この戦いが「まったくチャリティのムードではなかった」とその本気度合いに注目。「両者による強打の応酬は、観客と実況席を大いに沸かせた。チャリティとはいえ、両者は持てる全てをリングで出し尽くした」と称賛の言葉を送っている。

また、スペイン紙「MARCA」は、真剣勝負でありながら時に笑顔も見せた戦いぶりについて「両ボクサーは真剣に戦いながらも、どこか楽しんでいるようにも見受けられた」と報じた。前に出続ける比嘉を迎え撃った井上については、「おそらく、現存するボクサーとしても最も目を見張る存在」と改めてその実力を高く評価している。

タレント揃いの日本ボクシング界の「今」を切り取り、海外でも注目を集めた「LEGEND」。井上や比嘉を筆頭に、彼らの今後の世界挑戦にますますの期待を持たせるショーケースとなった。

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文・SPREAD編集部

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