【MLB】大谷翔平、プホルスへ惜別のアーチ 登板翌日の特大弾に球団公式SNSも“困惑”

10号ホームランを放ったエンゼルス・大谷翔平(2021年5月6日)(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地アナハイムでのタンパベイ・レイズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席でメジャートップタイの10号本塁打を放つと、第4打席でもヒットを打ち、4打数2安打2打点で打率は.273となった。チームは3-8で敗れ、このカードは4連敗で終わった。ベンチスタートだったレイズの筒香嘉智は8回から一塁の守備についたが、9回の打席は中飛に倒れ、打率1割6分0厘、0本塁打、5打点となった。

【動画】衝撃の打球角度から130メートルの特大弾 大谷翔平、メジャートップタイ10号ホームラン

■SNSは困惑?「昨日登板してなかったっけ」

3回2死二塁で迎えた大谷の第2打席。左腕フレミングの初球シンカーを完璧に捉えると、打球は右中間スタンドへ。打った瞬間に本塁打と分かる豪快な一撃は、打球速度107.6マイル(約173キロ)、飛距離は428フィート(約130メートル)を計測した。3日(同4日)に行われた同カードの6回、中越え9号2ランを放って以来2試合ぶりの本塁打で、ここ11試合で5発目となった。

メジャートップタイとなる10号2ランを受けて、球団公式ツイッターが「待ってくれ。この男は昨日登板してなかったっけ」と“困惑”の顔文字とともにツイートするなど、すっかり見慣れたはずの規格外パフォーマンスに対して、改めて驚きの声をあげる米メディアが続出した。

大谷も燃えないわけにはいかなかっただろう。エンゼルスは同日、メジャー歴代5位の通算667本塁打、歴代2位の2112打点など数々の功績を残しているアルバート・プホルス内野手の戦力外を突如発表していた。

■プホルス戦力外の背景に大谷の活躍

試合前にマドン監督ミナシアンGMが、この件について会見を行うという慌ただしさだったが、MLB公式サイトによると、その会見の中でミナシアンGMは「大谷を指名打者で、ウォルシュを一塁でレギュラー起用するのがチームにとってベスト」と説明したという。つまり、41歳となったプホルスの戦力外の背景に、大谷の存在があったことになる。

以前の大谷は、登板日とその前後の日は打者として出場しなかったため、その3日間についてはプホルスがDHとして出場できた。しかし今や、大谷は登板日もDHを解除して打者としても出場するようになったため、プホルスがDHとして出場する機会は減っていた。

しかし、プホルスといえば、殿堂入りが確実視されるレジェンドというだけではなく、2018年には新加入の大谷のためにDHの座を譲り、自身はほぼ定位置だったDHから一塁へ回った選手でもある。偉大な打者であり、なおかつ人格者としても評判のプホルスがチーム事情を汲んでくれたことで実現したプランとも見て取れた。

大谷が放った節目の10号は、単なる数字以上に重みのある“後継者”としての思いが詰まった惜別のアーチだったに違いない。

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文・SPREAD編集部


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