今週は小倉競馬場で、第61回北九州記念(5日/GIII、芝1200m)が行われる。サマースプリントシリーズ第2戦に組み込まれているハンデ重賞だ。
ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬13頭の全頭診断を行う。
◆【北九州記念2026予想/外厩リスト】連覇目指すヤマニンアルリフラは“昨年同様の外厩利用” 衰え知らずのヨシノイースターのみ在厩調整
目次
■北九州記念2026 出走予定馬全頭診断
・アブキールベイ
昨年の本レース3着馬。その後は凡走が続いているが、2走前は1400mの距離、前走は落馬のアオリを受けて3~4コーナーで大幅な距離ロスがありノーカウント可能だ。小倉芝は【1-0-1-0】と大崩れなし。斤量55.5キロは楽ではないが、連下候補に一考。
・アメリカンビキニ
かつては芝1200mのマーガレットS2着がある馬だが、当時は600m通過35秒5の超スロー逃げの恩恵あり。逃げ先行勢が揃ったここでのマイペース逃げは望めそうになく、厳しい戦いが予想される。
・アンクルクロス
昇級後も連続2着とクラス通用の力を示している馬。特に前走鞍馬Sは1分6秒6で走破と高速馬場への高い適性を示した。ここも好勝負を期待したいところだが、夏競馬は【0-0-1-3】とパフォーマンス低下が見られるのは気がかり。渋った馬場で切れ味が削がれる可能性が高い天候も含め、過大評価は避けたい。
・イツモニコニコ
昇級後の2戦はいずれもフタ桁着順。厳しい。
・オタルエバー
古馬になって以降の重賞では【0-0-0-8】。変わり身は望み薄か。
・サウンドモリアーナ
3勝クラス→オープン特別と連勝中の馬。ここは試金石の一戦となるが、注目すべきは近2走の勝ち方だ。いずれも道中2番手以内から抜け出したが、2着馬の4角位置取りは7番手以下。モルガナイトSは先行馬総崩れの展開を早め先頭押し切りだからその価値は高い。中2カ月以上の休み明けは【1-2-0-1】。軽くは扱えない。
・ジェニファー
小倉芝1200mで4連対という舞台巧者だが、そのうち3戦が1分8秒以上を要した決着。たとえ渋った馬場でも重賞レベルなら1分7秒台の走破が求められるだろうし、連続好走へのハードルは高いと言わざるを得ない。
・デアヴェローチェ
葵Sを制して臨む3歳馬。芝1200mで2戦2勝の距離適性と斤量53キロは魅力も、改めて前走を振り返るとやや鈍いダッシュだったがエイシンディードがインを締めなかったことでポッカリあいたスペースを確保できた利があった。再現性の高いレースとは言い難く、押さえ程度が精いっぱいか。
・フリッカージャブ
この馬の成績はわかりやすい。11~3月の寒い時季は【1-0-0-3】と凡走が目立つ半面、4~10月は【4-1-0-1】と好走多数。そのなかには昨夏の小倉芝1200mの連勝も含まれている。控える競馬で結果を出した前走鞍馬Sはレコード勝ち。ダートで勝ち上がった点から一定のパワーも兼ね備えており、大崩れは考えにくい。
・プロトポロス
オープンクラスでは【0-0-0-5】と厚い壁にぶち当たっている現状。厳しい。
・ヤマニンアルリフラ
昨年の本レース勝ち馬。その後も京阪杯3着、東京スプリント3着と芝ダート問わず1200m戦で存在感を示している。昨年と比較で2.5キロ増の斤量57.5キロは気がかりも、芝での3勝はすべて直線平坦コース。ノーマークは禁物だ。
・ヨシノイースター
3年連続での北九州記念出走となる古豪。8歳を迎えても能力に陰りは見られず、オーシャンSでは今回人気が予想されるフリッカージャブに先着した。今週末は天候が怪しいが、稍重~不良馬場は【3-2-0-4】。侮れない。
・ランフォーヴァウ
年明け以降は善戦を続けていたが、前走谷川岳Sでデイリー杯2歳S以来となる勝利。完全復活といって差し支えないだろう。初のスプリント戦がどうかも、小倉芝1200m重賞で4勝のロードカナロア産駒。何らかの印は必要か。
Winsightより一部編集・転載(2026年7月2日 18:00公開の記事)
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