天皇賞・秋は過去10年、1番人気が7勝、2番人気が2勝、3番人気が1勝。勝ち馬探しは人気サイドが基本となるが、相手まで堅いとは限らない。
6~9番人気は2着4回、3着5回。人気馬が順当に走っても、その間に伏兵が割って入る余地はある。今年も実績馬に注目が集まる一方、条件や臨戦過程から評価を引き上げたい馬がいる。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「セイウンハーデス」を取り上げる。
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目次
■府中重賞2勝、GIでも差のない競馬
7歳でGI未勝利。顔ぶれだけ見れば格下に映るかもしれないが、今のセイウンハーデスを年齢や肩書きだけで見切っていいのか。
昨年のエプソムCは、稍重の東京芝1800mで1分43秒9のコースレコードV。今年も前走・毎日王冠を制し、府中の芝1800m重賞を2つ勝っている。得意の東京で、単なる伏兵扱いには収まらない下地がある馬だ。
毎日王冠は好位で流れに乗り、逃げるホウオウビスケッツをゴール寸前で捕らえてハナ差V。着差はわずかでも、前が止まらない中で最後まで脚を使い切った点を評価したい。自ら逃げなくても、前を見ながら競馬を組み立てられるのは強みとなる。
しかも、GIでまるで通用していないわけではない。今年の大阪杯はクロワデュノールから0秒4差の5着、安田記念は勝ち馬とタイム差なしの4着。タイトルこそなくとも、条件が噛み合えば上位争いに加われることは示している。
■昨年の直行とは違う、叩き2戦目+Bコース替わり
昨年の天皇賞・秋は7着。ただ、エプソムCから約6カ月ぶりの直行であり、道中も後方からの競馬。最後は脚を伸ばし、勝ち馬とは0秒4差だった。着順だけで府中2000mは厳しい、と判断する内容ではない。
今年は毎日王冠を使っての参戦。幸英明騎手も前走後、一度使ってからグンと調子が上がるタイプと説明しており、休み明けで重賞を勝った今回、その次にどこまで上げてくるかが楽しみだ。
加えて、東京は今週からA→Bコース替わり。内柵の移動で傷んだ箇所が概ねカバーされ、前で流れに乗れる同馬には追い風となる可能性がある。
ホウオウビスケッツやリアライズシリウスなど先行馬はいるが、毎日王冠のように、その直後で運べればいい。逃げ争いに加わらず、好位で脚を温存できるなら、直線で簡単には止まらないはずだ。
もちろん、7歳馬が強豪相手に挑む一戦は楽ではない。それでも、前走の走りを見る限り年齢による衰えを決めつけるのは早いし、得意の府中で叩き2戦目なら買う理由はある。
前売りでは単勝20倍台。GI馬が並ぶ中でも、コース実績と臨戦過程では見劣らない。人気馬の間に割って入るなら、この馬。相手に仕込んでおきたい一頭だ。
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