【北京五輪/フィギュア】羽生結弦、まさかのSP8位「困惑の結果」「良いスタートではない」と海外メディアも落胆

羽生結弦(C)Getty Images

フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が8日、行われた。日本勢は、五輪3連覇を目指す羽生結弦が95.15点で8位発進。前回平昌大会で銀メダルの宇野昌磨が105.90点で3位、五輪初出場の鍵山優真が108.12点で大健闘の2位となった。

首位に立ったのは、ネイサン・チェン。圧巻の演技でSP歴代世界最高得点となる113.97を叩き出した。男子フリーは1日おいて10日に行われる。

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■米紙「大きなミスを犯した」

羽生が不運に見舞われた。冒頭の4回転サルコウ。リンクに出来た溝にブレードがはまり、しっかり踏み切れず1回転になった。演技終了後、「自分の中ではミスはなかったと思っている」と話したように、ミスというよりアクシデント。その後、4回転トーループ、3回転トーループの連続ジャンプを成功させるなど立て直し、完璧に滑り切っただけに悔やまれる出来事だった。

「(溝から)あと1センチずらしておけばと良かったと思いますが、やるべきことはやりました。もう何も怖くないので、穴にハマることだけはやめてくれと祈りながら滑ります」と、フリーに向けて苦笑いを浮かべるしかなかった。

五輪王者の思わぬつまずきに対して、米「ニューヨーク・タイムズ」は、「ネイサン・チェンのライバルである日本のユヅル・ハニュウはショートプログラムで大きなミスを犯した」と指摘。「olympics.com」も「ハニュウがジャンプを一つ飛ばし、ショートプログラムで95.15点と困惑の結果になった。オリンピック2連覇の王者は、あまり良いスタートとは言えない」と記した。

一方、最高の演技を披露したチェンについては、五輪公式Twitterが「信じられない113.97点。ネイサン・チェンがフィギュアスケート男子ショートプログラムで世界新記録を樹立」とつづり、米「NBC Sports」も「歴史的なショートプログラムを披露し、ショートプログラム史上最高得点の113.97点という驚異的なスコアを記録」とツイートした。

今大会のハイライトと言われ、世界中の注目を集めてきた「羽生 vs. チェン」。SPは思わぬ形で幕を閉じたが、フリーが残されている。「コンディションはかなり良い。氷との相性も良いと思っている。しっかり練習して決め切りたい」と話した羽生。前人未到の4回転アクセルを引っ提げての逆襲を誓った。

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文・SPREAD編集部


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