【北京五輪】無冠の小平奈緒に寄せられる他アスリートからの尊敬の念 真の五輪精神はここに

小平奈緒(C)Getty Images

北京五輪スピードスケート女子日本代表の小平奈緒が18日、インスタグラムを更新し、無冠に終わった自身4度目となる五輪出場を振り返った。

赤裸々な言葉でつづられた投稿には、卓球の石川佳純や、北京五輪女子500メートル金メダリストのエリン・ジャクソン(米国)、バンクーバー、ソチ大会で同種目五輪2連覇を達成した李相花(イ・サンファ)さんなど、国内外から多くのコメントと反応が寄せられている。

◆【コメント全文】故障で苦しむも挑戦続けた小平、北京五輪では「心も身体も、今ここにあるものは全て使い果たせたと思います」

■北京五輪金メダリストも「尊敬しています」

小平は今大会を「成し遂げることはできずとも、自分なりにやり遂げることはできた」と総括。その後は、応援してくれた人々への感謝と、弱みを抱えて挑むことの苦しさ、「受け入れる」ことが最大の処方箋であったことなどを述べ、「カタチには何も残らない五輪でしたが、この先もそよ風のように『あ、今の風心地良かったな』と思っていただける存在でいられたら幸いです」と締めた。

この投稿には国内外から多くのコメントや反応が寄せられ、元ライバルであり親友の李さんは「You did it!!!!!(よく頑張ったね)」、石川佳純さんは「たくさんの感動を、本当に本当にありがとうございました」とコメント。

さらに、女子500メートルで金メダルを獲得したエリン・ジャクソン(米国)は「あなたと一緒のレースに出られて光栄でした!とても尊敬しています」とコメントしたほか、女子1000メートルで銅メダルを獲得したブリタニー・ボウ(米国)ほか、キミ・ゲッツ(米国)、バネッサ・ヘルツォーク(オーストリア)と同種目に出場していた選手らがハートマークの絵文字を送るなど、温かい反応を示した。

17日の1000メートルの試合後には、李さんがインスタグラムを更新。「私たちが夢見た高い位置に2人の名前が並んでいることを忘れないで。初めて出会った10代のときから今まで地道に頑張ってきたし、十分によくやって、私たちは永遠のオリンピックチャンピオンだよ。本当にお疲れさま。よく頑張ったね!(日本語で)おちゅかれさまだよ」と投稿すると、小平もハングルを用いて「全部が忘れられない日々。私にとってあなたは大切な友達だよ。(日本語で)サンファも慣れないお仕事おつかれさまだよ~」と返していた。

小平は前回王者として挑んだ女子500メートルで17位に終わりメダルには届かなかったものの、優勝を決めたジャクソンの元を訪れ祝福するなど今大会でもスポーツマンシップが光った。解説席で涙した李さんも「相変わらず人間性が素晴らしい。本人が一番辛いだろうに、他者を思いやることができる」と賛辞の言葉を惜しまなかった。前回の平昌五輪で自身がオリンピック新記録を叩き出したときも、喜びを最小限のガッツポーズに抑え、3連覇のかかった李さんらほか走者に配慮し、盛り上がる会場に「静かに」のジェスチャーで沈黙を促した。

変わらない小平の姿勢に「スポーツマンシップに国境はない」「これこそがオリンピックだ」と国内外から称賛の声が相次いでいる。

◆【コメント全文】故障で苦しむも挑戦続けた小平、北京五輪では「心も身体も、今ここにあるものは全て使い果たせたと思います」

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文・SPREAD編集部


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