【Dリーグ】KADOKAWA DREAMS最高得点で健闘するも、オーディエンス・ポイントでSEGA SAMMY LUXが逆転の2連勝

SEGA SAMMY LUX(C)D.LEAGUE 21-22

冬の高気圧で空が晴れわたり、寒気の中にも春の予感が漂う2月28日、D.LEAGUE(Dリーグ)のラウンド8が開催された。今回も前回のラウンド7に続き、無事、コロナの影響を受けずに全11チームの参加が叶っての戦いである。セカンドシーズンもとうとう第3コーナー突入となり、昨年の開幕から数えると記念すべき20戦目。すなわち、ファーストシーズンからの参加チームはDリーグ開幕からこの僅か1年余りの間に、20もの新しいナンバーを創り上げ、踊ってきたことになる。

これはもう、ギネスブックに申請してしまいたいと思う程の快挙に思えるが、ラウンド8も、各チームひとつとして同じもののない、これまでのナンバーとは趣向も衣装もテーマも違えた新しい演技で、さらにヒートアップした戦いが繰り広げられた。

◆【実際の映像】Dリーグ史上の最高得点を獲得したKADOKAWA DREAMSと、シンクロ率の高さで2連覇したSEGA SAMMY LUXのダンス

■競技として得点をつけるダンスの難しさ

今ラウンドも、上位に食い込む指標であるジャッジポイント70点以上を獲得したチームが4つ以上となる、レベルの高い戦いが展開された。その中での優勝はラウンド7に続いての2連覇となり、首位争いの常連となった感のあるSEGA SAMMY LUXがさらった。毎回、大人の色気が香り立つナンバーで楽しませてくれるLUXの今ラウンドのテーマは「GAP」。前ラウンドで演じられた、新メンバー且つ紅一点のRAARAを中心としたグラマラスなナンバーから一転、今回はRAARA不在で男性メンバーのみが舞台に放たれ、男の色気をきっぱりと前面に押し出した艶やかなダンスが披露された。

世界初のプロダンスリーグであるDリーグは、当然といえば当然だが、全員がプロフェッショナルダンサーとして、凌ぎを削りながら彼らの最上のダンスを届けてくれているため、どのチームのどんなジャンルでも、それぞれきっちりとプロの域ならではのクオリティがある。だが特に、今シーズンに入り、SEGA SAMMY LUXにはトップチームとしての自信と風格が漂い、ダンスの上手さで魅せるだけでない、安定感とも言えるような頼もしささえ備わってきている。

そんなLUXの姿から、エンターテイナーであるダンサーが正しく自信を持つことの大切さと必要性を強く感じ、このDリーグの大舞台が、着実にDリーガー達を“より一層磨き上げる”という使命を果たしてくれていることに、得も言われぬ喜びを感じることが出来た。しかしまた一方で、上手さや努力という点で、けっして劣っているわけではないのにもかかわらず、なかなか結果に結びついてゆかないチームがあるという現実も存在する。この厳しく長い戦いの中で、彼らはいったいどうやって自尊心やモチベーションを保ち続けるのか、ということにまで思いを馳せると、スポーツのように明らかなルールによる得点で勝敗が決まるわけではない、ダンスを競技とすることの難しさを思わずにはいられない。


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