【MLB】トラウト、メジャー初の偉業・同一シリーズで決勝弾4発 「チーム全体の励みになる」と指揮官

エンゼルスの大谷翔平(左)とマイク・トラウト(C)Getty Images

19日(日本時間20日)のシアトル・マリナーズ戦に「2番・中堅」で先発したロサンゼルス・エンゼルスマイク・トラウト。4回に21号先制2ランを放つなど活躍し、チームを4-0の勝利に導いた。

エンゼルスは今回の同カード5連戦で4勝したが、トラウトはその4試合すべてで決勝弾を放ったことになり、米データ会社『STATS』によれば、同一シリーズでの決勝弾4発はメジャー初の快挙だという。「3番・DH」で出場した大谷翔平は4打数無安打に終わり、3試合連続で快音は響かなったが、現役最強打者が猛威をふるったチームは3連勝を飾った。MLB公式サイトなどが試合の様子を伝えている。

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■直球攻めに屈せずバックスクリーンへ

トラウトは今回の5連戦で5発を放ち、4勝した全試合で決勝アーチという活躍を見せた。この日飛び出した21号で、マリナーズ戦における通算本塁打は「52」となり、ラファエル・パルメイロ(元ボルチモア・オリオールズなど)の最多記録に並んだ。また、マリナーズとの同一シリーズ5発は1987年のジョージ・ベル(元トロント・ブルージェイズなど)、今季5月のトレバー・ストーリー(ボストン・レッドソックス)に並んで、こちらも最多タイとなった。

最近のエンゼルスは、チームワーストの14連敗を喫するなど急降下していたが、反転攻勢のきっかけとなりそうな主砲の大爆発だった。

調子の良さは、先制2ランを放った第2打席に凝縮されていた。相手先発ローガン・ギルバートは、トラウトに対して9球連続でフォーシームを投げ込んだが、動じることなくフルカウントから最後の1球を捉えてバックスクリーン右へ運んだ。「それまでも失投はあったけど打ち損じていたんだ。このシリーズを通じてフォーシームでかなり攻められていたから、ストレートを待ちつつ緩い変化球にも対応するつもりでいた」と振り返り、あらゆる配球に対応可能だったことを明かした。

もちろん、フィル・ネビン監督代行も称賛を惜しまない。「この週末、彼がしたことは印象的だった、全試合フル出場し、中堅手としても素晴らしいプレーを見せた。そして、大きなホームランを打っている。これは非常に大きなことだ。頼れる仲間を見ることは、チーム全体にとっても励みになるからね」と話し、主砲の活躍に目を細めた。

米地元紙『オレンジ・カウンティ―・レジスター』は、今回のシリーズについて「エンゼルスは、崩壊前の状態に戻るにはまだ多くの仕事をしなければならないが、彼らは確実に出血を止めた」と見出しを付け、監督交代などに揺れた最悪期を脱したと評価。ただ、「エンゼルスはトラウトの活躍以外は、あまり攻撃的なことはできなかったが、投手陣が足りない部分をケアしてくれた」と記した通り、今回のシリーズで4勝を挙げることができた要因は、トラウトの活躍と2試合連続完封リレーを見せるなど持ち直した投手陣の力によるところが大きい。

さらに勢いを加速させるためには、言うまでもなく3試合連続無安打に終わった大谷の復活が欠かせない。

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文・SPREAD編集部


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