【MLB】大谷翔平、1安打1盗塁 ハッスルプレーで大乱闘大量処分のエンゼルスをけん引、接戦制す

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が27日(日本時間28日)、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場。2打席目に2試合ぶりの安打を放つなど3打数1安打1四球(申告敬遠)、1盗塁だった。シーソーゲームとなった試合は、エンゼルスが4ー3で逆転勝ち。2連勝を飾った。

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■監督代行の代行が緊急指揮

前日26日(日本時間27日)のシアトル・マリナーズ戦で発生した大乱闘の結果、エンゼルスは9人が出場停止処分を受けた。フィル・ネビン監督代行は10試合の出場停止が課せられたため、この日はレイ・モンゴメリー・ベンチコーチが監督代行の代行を務めるという非常事態となった。

ホワイトソックスの先発はジオリト。大谷はこれまで同投手から本塁打を2発放っており、相性の良い相手。1打席目こそ三振を喫したが、2打席目は一、二塁間を破る強烈な右前打で、2試合ぶりの安打をマークした。5回の3打席目は空振り三振。7回2死二塁で迎えた第4打席は、今季6個目となる申告敬遠で出塁。すると大谷は、続くタイラー・ウェードの打席で二塁走者のテーラー・ウォードとともに重盗を決め、今季8個目の盗塁も成功させるなど乱闘劇の影響を感じさせないハッスルプレーを見せた。

試合はエンゼルスが先制。しかし、6回に追いつかれ、7回には勝ち越しを許した。それでも粘りを見せるエンゼルスは、その裏に逆転。守っては7回3失点でまとめた先発ノア・シンダーガードからライアン・テペラにつなぎ、最後はライセル・イグレシアスが締めくくり、4-3で逃げ切った(※1)。

■マーシュ「何が起ころうとも次へ」

このシーソーゲームに対して、米地元紙『オレンジ・カウンティー・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は自身のTwitterを更新し、「エンゼルスは終盤に全てを出し切り、レイ・モンゴメリー監督代行のもと、またも1点差で勝利した」と記した。

この日、3打数4安打と活躍したブランドン・マーシュは「(出場停止処分を受けて)みながここに揃わないのはつらいね」と心境を吐露しつつ、「でも、もう起こったことは起こったこと。何が起ころうとも、我々は次の試合に向かうだけ」と前を向いた。

フィル・ネビン監督代行に代わり指揮を執ったモンゴメリー・ベンチコーチは「この1点を守り切ったことは、グラウンドで戦った選手たちの力の証明だと思う。彼らは最後まで全力を尽くしてくれた。このような接戦は勝てば楽しいが、負けた時はつらい。でも今夜は良かったよ」と振り返り、選手たちを労った。

ただ、モンゴメリー・コーチ自身も2試合の出場停止処分を受けており、今回は他コーチの処分が明けてから、出場停止が実行される。ネビン監督代行もモンゴメリー・コーチも不在時、誰が指揮を執るのか。同コーチによると「それはまだ分からない」という。ファンとしては、ベンチワークが混乱しないことを祈るばかりだ。

出場停止処分を受けた監督、選手、コーチ、スタッフは以下の通り

【エンゼルス】
フィル・ネビン監督代行(10試合)
ドム・チティ投手コーチ補佐(5試合)
アンソニー・レンドン(5試合)
アンドリュー・ワンツ(3試合)
ライアン・テペラ(3試合)
ライセル・イグレシアス(2試合)
レイ・モンゴメリー・ベンチコーチ(2試合)
マニー・デルカンポ通訳(2試合)
ビル・ハセルマン捕手コーチ(1試合)

【マリナーズ】
ジェシー・ウインカー(7試合)
J.Pクロフォード(5試合)
フリオ・ロドリゲス(2試合)

※1:救援のテペラ、イグレシアスともに出場停止処分を受けているが、両選手とも異議申し立てを行い、ベンチ入りした。選手は最終決定が下るまでプレー可能だが、監督は異議申し立てをする権利がなく、従って処分を受けた時点でベンチ入りの可能性はない。

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文・SPREAD編集部


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