【ボクシング】寺地拳四朗、京口紘人との“乱打戦”を制しWBC・WBA統一王者に 三団体統一戦にも意欲

WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗とWBA世界同級スーパー王者の京口紘人による世界王座統一戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、寺地が京口に7回2分36秒でTKO勝利を収めた。寺地はWBC王座初防衛とともにWBA新王者となり、2団体統一に成功、21戦20勝(12KO)1敗とした。京口はプロ17戦目にして初黒星を喫した。

◆【実際の映像】寺地拳四朗、京口との乱打戦を制し世界王座統一! 最後はふらつく京口に鮮やかな右ストレートでレフェリーストップ

■「ゴンサレス選手やりましょう」

序盤から鋭いジャブの差し合い。寺地がガードを固く構えつつ左ジャブと右ストレートを京口に放つ。京口も手数は少ないが、クロスカウンターを当てるなど冷静に一発を狙う。

続く第2ラウンド、寺地は前に踏み出しながらの左ジャブと右ストレートを放つ。京口は上半身を柔らかく使い寺地のジャブを避けながら、潜り込んで得意のアッパーやボディを当てた。ここまでのところ、クリティカルヒットは両者にない。

第3ラウンドに入り距離を縮めたい京口だが、寺地のスピードと手数の多さになかなか詰め切れない。京口は距離を詰めると得意のアッパーと右ストレートボディでしっかり当てる。

第4ラウンドは、寺地のギアが上がり、京口にワンツーを放つ。両者の距離が縮まり、両者激しい打ち合いとなる。しかし京口も奮闘し、寺地に飲み込まれることはなかった。

そして迎えた第5ラウンド、開始40秒で試合が動いた。寺地が右ストレートで京口からダウンを奪い、仕留めようと怒涛のラッシュを放つ。京口はしっかり凌いでラウンド終盤は逆にアッパーや左フックなどで相手をコーナーに追い詰めると怒涛の連打。激しい打ち合いのなか第5ラウンドは終了。

第6ラウンドは一転、アウトボクシングの距離感で静かな展開。前に出たい京口が手数を多く放つも、消耗した両者は強引には試合を進めない。

第7ラウンドは、ジャブでの主導権争いからスタート。寺地の左ジャブに動きの止まった京口にはダメージの蓄積が。寺地は左ジャブで前進しながら右ストレートやワンツーを放ち京口を的確に追い詰める。京口は左ボディからの右ストレートを放ち、試合の流れを変えたかと思われた。しかし残り30秒で京口が顔面にワンツーを受けて姿勢を崩す。寺地は勝機を逃さず、ダメ押しの右ストレートを打ち込むと、京口はロープを背に崩れ落ち、レフェリーがストップをかけた。

ここで寺地が7回2分36秒でTKO勝利を収めた。

寺地は試合後「本当に強い相手で途中焦っちゃった部分もあったんですけど…もっと冷静に、普通にやったら倒すというより勝手に倒れる。でも試合になると焦って忘れちゃうところもあるので勉強になる試合になった」と振り返り、最後は「ゴンサレス選手、勝ったんで次やりましょう」と、同大会のセミメインでWBO 3度目の王座防衛を果たしたゴンサレスに、三団体統一戦を希望した。

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文●SPREAD編集部


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