■元K-1王者・久保優太 ハイレベルなテクニック合戦となるか?
平本の大晦日参戦決定を受けて、久保優太もSNSで「ボクシングルールでしょ? 応募、ポチィィィィ」と反応した。
久保も平本同様、元K-1ファイター。平本も出場した18年3月大会にも参戦しており、自身の保持していたK-1 WORLD GPウェルター級王座を防衛成功。合計3度防衛を果たし、ボクシング転向を見据えてK-1を離脱。
ところが、MMAルールでRIZINに電撃参戦。21年大晦日には、シバターとのエキシビジョンで一本負けし、八百長疑惑で大炎上。22年11月奥田啓介に勝利し、プロMMA戦績を1勝1敗とした。今年は、破天荒の元妻・サラさんが出産し、現在子育てにも奮闘中だ。
Advertisement
平本と同時期にK-1で戦った久保だが、その際は平本が65㎏、久保が67.5kgと階級の違いもあり、対戦する機会はなかった。
久保はRIZIN契約選手のため、現実的には対戦もありえそうだ。しかし、平本は「なんでシバターさんに1Rで打撃でぶっ飛ばされた久保優太とやらないといけないの。あんな疫病神メリットなさすぎ。それなら俺シバターさんと試合した方が面白い」とSNSで毒舌なコメント。久保との対戦に、消極的な姿勢だった。
久保は、高いディフェンス能力に定評があるため、実現すれば勝負論のあるカードになりそうだ。
■五味隆典 vs. 那須川天心を2週間前のオファーで受けた男が立ちはだかるか?
SNSで名前には挙がっていないが、五味隆典との対戦も1候補だろう。五味は20年大晦日に3週間前のオファーで vs. 皇治、21年大晦日には何と2週間前のオファーで vs. 那須川天心を快諾した過去がある。いずれも、今回と同じボクシングに準じたスタンディングバウト・ルールだった。
21年大晦日には、RIZINラストマッチを迎える那須川天心の対戦相手探しが難航。さまざまな相手の可能性を探ったが、最終的に決定ならず。そこで、榊原CEOが“直電”でオファーしたのが五味だった。
五味の体重はおそらく70kg〜80kg前後であり、平本との調整も付くと見られる。五味は元修斗世界ライト級王者であり、初代PRIDEライト級王者のレジェンド。平本との殴り合いであれば、白熱した戦いとなるだろう。仮に五味が参戦するとなれば、3年連続の大晦日出陣となる。