【MLB】大谷翔平のFAは800億円以上に高騰 マチャドのパドレス残留を受け米メディアが指摘

 

【MLB】大谷翔平のFAは800億円以上に高騰 マチャドのパドレス残留を受け米メディアが指摘
大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

ワールド・ベースボール・クラシックWBC)にドミニカ共和国代表として参加するサンディエゴ・パドレスのマニー・マチャドが、11年総額3億5000万ドル(約477億円)で残留に合意した。米複数メディアが26日(日本時間27日)伝えた。今季終了後のフリーエージェント(FA)市場では、大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)に匹敵する争奪戦が予想されていた大物だっただけに、各球団は補強戦略の練り直しを迫られそうだ。

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■オプトアウト行使せず新契約締結

ロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平 (C) Getty Images

現在30歳のマチャドは、2019年にパドレスと10年総額3億ドル(約409億円)の長期契約を締結。ただ、その契約には23年シーズン終了後に選手サイドから契約を解除できるオプトアウト条項が含まれていたため、マチャドは今季終了後にその権利を行使するものと見られていた。

マチャドも先日、メディアに対してオプトアウト行使を公言していたばかりで、まさに急転直下の合意。今回は新たに契約を結び直す形となり、今季から2033年までパドレスでプレーすることになった。米メディアによると、新契約の特徴として「オプトアウトなし」「トレード拒否権」が含まれており、途中で契約を破棄してFA市場に出ることはできないし、選手がトレードに応じる必要もない。マチャドも「残りのキャリアをここで過ごせることを喜んでいる。パドレスの帽子をかぶって殿堂入りができれば」とコメントし、41歳まで続く今回の契約をまっとうする覚悟を見せた。

■大谷獲得資金は6億ドル突破か

ヤンキースに残留、デレク・ジーター(右)以来となるキャプテンに就任したアーロン・ジャッジ (C) Getty Images

一方、マチャドのパドレス残留は今後のFA市場に大きな影響を及ぼしそうだ。昨季終了後はアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキースに残留)、ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズからニューヨーク・メッツへ)ら多くのビッグネームがFA市場に参加し、活況を呈した。しかし、今季終了後にFAとなる選手を見ると、大谷を除いて小粒感が否めない。その中にあって、大谷に次ぐ目玉とされていたのがマチャドだった。

米スポーツサイト『Fan Nation』は早速、「マチャドが市場から消えた現在、今オフのFAへ向かう真のスーパースターはオオタニだけである」と反応。その上で「オオタニは次期契約で総額5億ドル以上の記録的な数字を得ると予想されているが、マチャドの残留によって、その数字はさらに高くなるかもしれない」と指摘した。

各球団からのラブコールが大谷に1点集中すれば、自ずと獲得レースはヒートアップ。値札が上がることは必至となり、同サイトは「31歳のシーズンを迎えるマチャドは11年3億5000万ドルという大型契約を手に入れた。今年29歳になるオオタニは、それを基準に考えれば、(年俸や契約期間次第では)総額6億ドル(約818億円)の壁を超える可能性さえある」と結論付けた。

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文●SPREAD編集部