今週は世代最初のマイル重賞、新潟2歳Sが行われ、大物候補との呼び声が高いアスコリピチェーノなど、楽しみなメンバーが揃った。来年のクラシック候補誕生となるか注目だ。
今週も新潟、小倉、札幌の新馬戦(芝・ダート)の中から、東西の注目すべき3頭をピックアップして、勝負できるか否か、その能力を分析する。
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■リーチユアドリーム
新馬勝ち期待度 ★★★☆☆
牝 (美)黒岩陽一
父:マインドユアビスケッツ 母:ナッシングバットドリームズ
26日新潟2歳新馬(芝1800m)でデビュー。祖母デインドリームは2011年の凱旋門賞馬で、本馬はその血を引く良血だ。7月下旬に入厩し、ここまで美浦DWコースで速い追い切りを5本消化。16日の1週前追い切りは4F53秒5~1F12秒0、23日の最終追い切りは4F53秒7~1F12秒3と、ともにラスト2Fで脚を伸ばし、順調に調整を行ってきた。半姉のルージュエヴァイユ、デインバランスともに新馬勝ちを果たしており、デビューからいきなり動ける血脈。あとは父マインドユアビスケッツに替わって、芝でどこまで動けるか……が焦点となりそう。同厩舎からは、新潟2歳Sで有力候補に挙げられるアスコリピチェーノがおり、それに続くことができるか注目だ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。