今週は世代最初のマイル重賞、新潟2歳Sが行われ、大物候補との呼び声が高いアスコリピチェーノなど、楽しみなメンバーが揃った。来年のクラシック候補誕生となるか注目だ。
今週も新潟、小倉、札幌の新馬戦(芝・ダート)の中から、東西の注目すべき3頭をピックアップして、勝負できるか否か、その能力を分析する。
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■ランポレッキオ
新馬勝ち期待度 ★★★★★
牝 (美)林徹
父:モーリス 母:ヴィアメディチ
27日新潟2歳新馬(芝1600m)でデビュー。2019年の香港マイルなど、GI3勝をマークしたアドマイヤマーズの半妹にあたる本馬。5月にゲート試験に合格し、7月末から美浦Wコースで約1か月間に渡り調整してきた。16日の一週前追い切りはWコースで4F51秒4~1F11秒9でラスト2Fの加速力は抜群。23日の最終追い切りは、同じくWコースで4F55秒7~1F11秒9と終い重点でまとめ、態勢は整っている。父モーリスから、マイル前後の距離が最もパフォーマンスを発揮できそうなタイプ。アドマイヤマーズ以降は、姉2頭が未勝利に終わり、そのあたりがやや不安材料だが、土曜に同距離の牝馬限定の新馬戦があるにも関わらず、最初から牡馬相手のここに出走してきたことから、陣営の期待値は高いと見る。強力なライバルも見当たらず、デビュー勝ちを期待したいところだ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。