【キーンランドC/WIN5予想】メインは“想定2桁”オッズ含むタフ馬場歓迎の3頭 新潟2歳Sは上がり最速候補で「一点突破」

 

【キーンランドC/WIN5予想】メインは“想定2桁”オッズ含むタフ馬場歓迎の3頭 新潟2歳Sは上がり最速候補で「一点突破」

27日にキーンランドC(GIII、札幌芝1200m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数138票、払戻金312万9930円となり、先週からは落ち込んだものの好配当を継続している。今週は先週以上に荒れる展開が予想され、高配当に期待ができそうだ。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

◆【キーンランドカップ2023/危険な人気馬】有力視される上がり馬は“消し”判断 「前走のレースレベルに疑問」

■メインは稍重以上で活躍した馬

キーンランドCは、平均3連単配当額が10万112円と比較的荒れやすい。昨年は6番人気のヴェントヴォーチェが1着に入り3連単5万6190円と少波乱が起き、21年は3連単26万7390円の高配当を記録した。

人気傾向を見ると、2勝以上挙げているのは1番人気と3番人気のみ。過去には12番人気が優勝するなど、穴馬の好走も十分にある。

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脚質傾向を見ると、差しが最多6勝を挙げ、次点で逃げ2勝、先行、追込が1勝と続く。しかし、差し6勝のうち4角7番手以内が5勝を挙げており、その内4頭が3角地点よりも順位を上げていた。以上を踏まえると、中団でもやや前での位置取りが必要となる。

また今週の札幌競馬場は土曜日から雨予報が出ており、馬場も先週のクッション値7.6から軟化する可能性が高い。優勝には水分を含んだ洋芝に負けないパワーも必要となる。

今回のメンバーでは、前走、稍重馬場のなか行われた青函Sで2着に0秒3差をつけ勝利したゾンニッヒ、不良馬場のなか行われた高松宮記念で2着に入ったナムラクレア、同4着のナランフレグが有力と見た。WIN5メインレースはこの3頭で攻略を目指す。

■新潟2歳Sは上がり最速候補で「一点突破」

今回警戒すべきは、WIN2札幌10R・WASJ第3戦。世界各国のトップジョッキーたちが集結するレースで、馬の実力はほぼ均衡している。平均3連単配当額は2万6487円と落ち着いているが、昨年は3連単5万2800円と年々配当額は上がっている。今回はここが山場と見て勝負をする。

まずWIN1新潟10R・朱鷺Sは逃げ・先行・差しが2勝、追込が4勝で、直近3年は差し1勝、追込2勝と前が崩れている。ここは直近のトレンドに乗り、前走で末脚の鋭さを見せた、ルガル、テンハッピーローズの2頭で突破する。

注目のWIN2札幌10R・WASJ第3戦は、13年以降、札幌ダ1700mで行われたのは4回。そのうち2勝をモレイラ騎手が挙げており、今年もモレイラ騎手は上位に来る可能性が高い。他には、昨年の総合優勝騎手である、レジェンド・武豊騎手、リーディング1位の川田将雅騎手、同2位のC.ルメール騎手、2勝クラスの札幌ダ1700mで【6.3.2.12】と安定感を誇る横山武史騎手が騎乗する5頭を抑え突破を狙う。

WIN3小倉11R・小倉日経オープンは6番人気以下の優勝はなく、比較的堅い決着に落ち着く。しかし1番人気については、10年間未勝利。今年も実力が拮抗しており、馬券外に沈む可能性がある。脚質を見ると逃げ2勝、先行5勝と前が有利。そのため先行馬か道中でも前に行ける機動力を持った馬が狙い目となる。今回のメンバーではタガノパッション、ワールドリバイバルの2頭が有力となる。

WIN4新潟11R・新潟2歳Sは例年後傾ラップになりやすく、上がり3F1位が7勝、2位3勝と完全に末脚勝負の舞台。前走の実績を見ると、東京芝1400mで行われた新馬戦で4角11番手から上がり最速33秒3の末脚を見せたアスコリピチェーノ一点で勝負する。

結論は以下の通り。

WIN1:ルガル、テンハッピーローズ
WIN2:トゥーサン、ニャンチンノン、ペイシャオウユー、マサカウマザンマイ、レイメイ
WIN3:タガノパッション、ワールドリバイバル
WIN4:アスコリピチェーノ
WIN5:ナムラクレア、ナランフレグ、ゾンニッヒ

計60点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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