ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は27日(日本時間28日)、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に「2番DH」で先発出場。大谷は4打数無安打に終わり、チームはサヨナラ負けで2-3の接戦を落としたが、同シリーズは2勝1敗と勝ち越した。
大谷は3連戦で9打数3安打1打点、5四球2盗塁2得点と活躍し、前日には敵地ビジョンを破壊した大ファウルが話題を集めるなどニューヨークを魅了した。
◆【実際の映像】大谷翔平の大飛球ファウルが右翼2階席の電光掲示板に直撃し、ボードの一部が……
■「もう何も壊さないでね……」と哀願
敵地ビジョンを破壊した大谷が、2日連続で敵地からの“洗礼”を浴びた。
前日の同戦で大谷は初回に大飛球を放ち、敵地シティ・フィールドの右翼2階席にある電光掲示板を破壊。ボードの一部が欠け、映らなくなるハプニングがあった。その後、大谷が打席に入ると大型ビジョンには「請求書を送りますね、ショウヘイ」というメッセージが。
このユーモアある“大谷いじり”にメ軍ファンからは「宣伝効果があった」「メッツに加入したら初任給から引きます」などと好意的なコメントが寄せられていた。
一夜明けたこの日も、“大谷いじり”は続いた。大谷の打席で大型ビジョンに映し出されたのは、「もう何も壊さないでね、ショウヘイ」と、前日に続く“ビジョン破壊弾”に対するメッセージ。この哀願が効いたか、大谷はこの日4打数無安打。右ひじ内側側副靭帯(UCL)の損傷が発表されてからも続いていた、連続試合安打は「4」でストップした。
地元紙『ニューヨーク・ポスト』は「メッツはシティ・フィールドの照明破壊を許さない」というタイトルで記事を掲載。「選手スタッツの横に特別なメモを書き加えた」とメッツ球場に映し出されたメッセージの写真と共に、そのユーモアに賛辞を送った。
また、記事内では「スポーツ界は特異なスーパースターを心配そうに見守っている」とし、大谷が2度目のトミー・ジョン手術を受けるのか、その動向を案じた。
明日28日(同29日)からは敵地でのフィリーズ3連戦が始まる。ビジター9連戦の遠征が続くなか、大谷はフィラデルフィアのファンを魅了するか。
◆【実際の画像】前日に大谷翔平によってビジョンを破壊された敵地スタジアムが哀願「もう何も壊さないでね、ショウヘイ」
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文●SPREAD編集部