3人制バスケ日本代表がアジアカップで銅メダル獲得!5人制との違いや今後の課題は?

3人制バスケットボールのアジアカップが5月1日に行われ、男子日本代表がニュージーランドを21-20で破り銅メダルを獲得した。

決勝ゴールを挙げた落合知也選手は試合後にツイッターを更新して、「日本の皆さん応援ありがとうございました!!!取ったぜーーーーー!!!」と喜びを爆発させている。

終盤の大接戦を制しての銅メダル

準決勝ではオーストラリアに16-18の惜敗を喫した日本。銅メダルを懸けて順位決定戦に臨んだ。

試合は序盤からもつれた展開になる。高さで上回るニュージーランドに対して、スピーディーな攻めで得点を積み重ねる日本は、先に20-19のリードを奪った。

3人制バスケットボール『3×3(スリー・バイ・スリー)』は、1試合10分間の21点ノックアウト形式で行われる。

試合の残り時間に関わらず、先に21得点したチームの勝利が決まるのだ。

王手をかけた日本だが、ここで7つ目のチームファール。ニュージーランドにフリースロー2本を与えてしまう。

2本とも決められれば逆転負けの大ピンチだったが、ニュージーランドの成功は1本。

再びボールを得た日本は素速いリスタートから、落合選手が相手選手との1対1を制して、決勝の21得点目をねじ込んだ。

日本の銅メダル獲得にツイッター上では、「最後の最後めちゃくちゃかっこよかったです!」「おめでとうございます~すごい快挙です」「最後のシュート決まった瞬間思わず叫び声上げました」「ラストの1on1は気合が伝わりました」など祝福の声が寄せられている。

3人制に専念するためリンク栃木ブレックスとの契約を解除し、東京五輪を目指す落合選手には「栃木から応援してたよ〜!」「多くのブレックスファンが応援してますから、東京オリンピックまで突っ走って下さい」など、古巣ファンからの声援もあった。

落合知也がプロ契約を解除してまで3人制バスケットボールに専念した理由

5人制バスケと3人制バスケの違い

B.LEAGUE(Bリーグ)の京都ハンナリーズでプレーする現役選手であり、3人制バスケのプロチーム『TOKYO DIME(東京ダイム)』共同オーナーでもある岡田優介さんも、ツイッターで代表の銅メダル獲得を祝福した。

岡田さんは「5人制にも刺激を与える出来事だと思う」とメダル獲得の意義を称え、「3×3を引っ張ってきたのは紛れもなく彼ら。近くで見ていた彼らが結果を残せたことは本当に嬉しい。3×3だけでなく日本のバスケ界全体の価値を上げた」と称賛を惜しまない。

岡田さんは3人制バスケ普及のため、ツイッター上で5人制バスケとの違いを説明する活動も行っている。

岡田さんが作っている資料では、5人制との大きな違いとして7つの点が挙げられている。

日本で3人制バスケが普及するための将来性と課題とは

クラブオーナーの立場からも3人制バスケを見る岡田さんは、2月に将来への期待と課題についてのコラムを発表している。

日本の3人制プロリーグ『3×3.EXE PREMIER』では参入障壁を下げ、年間500万円からの運営資金で参入が可能になっている。

誰でも自分のクラブを持つチャンスがあることを、「3×3の『普及』という観点では素晴らしい効果をもたらし、プレイヤーの数も増えるでしょう」と評価する一方で、強化の観点や興行の観点では疑問が残るとした。

強化の観点は今後の流れを見る必要があると保留にしたが、興行の面では深く鋭く切り込んだ。

誰でも参入できるということは、言葉を選ばずという前置きをしたのち、「玉石混交になる」ことも意味すると岡田さん。

岡田さんが危惧するのは、年間500万円の資金でオーナーになれる制度は、市民クラブなどの参入を容易にするが、同時に『500万程度の赤字なら許容できる富裕層の趣味』になり兼ねないリスクが内在する点だ。

「たとえ売上が500万であれ1億であれ、利益が出ないならばビジネスが成立しているとは呼ばないというのが私見です。

前述した課題を3×3に関わる皆様が真剣に議論し、JBA(日本バスケットボール協会)を交えて本気で取り組んでいくことが出来れば、3×3の将来は明るいものになると考えております」
TOKYO DIME(東京ダイム)@DIME3x3 2018年2月11日 12:27の投稿より引用 https://twitter.com/DIME3x3/status/962528534534045696

現役の選手として第一線に立つ傍ら、公認会計士の資格も持っている岡田さんらしく、バスケットボール愛とビジネス目線を兼ね備えた切り口だ。

最後に岡田さんは特定のチームが突出するのではなく、競技の普及にはリーグ全体の動きが必要だとして締めくくった。

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