「第19回アジア競技大会」は26日、卓球の女子団体決勝が行われる。銀メダル以上を確定させた日本は中国と対戦する。
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■台湾、韓国撃破で決勝へ
日本は予選ラウンドでモンゴル、ベトナム相手に快勝を収めると、24日の準々決勝では台湾を3-0で下しメダルを確定。さらに、25日の韓国戦では3-1のゲームスコアで退け、決勝進出を決めた。
決勝でカギを握るのが中国を相手にしたオーダー。準々決勝以降は早田ひな、平野美宇、張本美和の3人で2試合を戦い抜き連勝を収めた。
パリ五輪選考で首位を走り、今大会でも安定感を見せる早田は不動とみられるが、テーピングの跡がみられ、韓国戦では1ゲームを落とした平野の状態が気になるところ。平野はパリ五輪行きをかけたシングルスが重要な位置を占めており、無理をさせないという判断を下せば、木原美悠、長崎美柚といった選手への変更もあり得るか。
一方今大会初出場で、堂々たる戦いを見せるのが15歳の張本。3番手に指名された台湾戦では日本のメダルを確定させ、韓国戦でも1-1で回ってきたなか、冷静な試合運びで勝利し、日本へ流れを引き込んだ。決勝でも出番があれば、十分期待できるだろう。
中国撃破を掲げるなかで決勝までたどり着いた日本女子。決勝のオーダーとアジア女王をかけた戦いには注目が集まる。
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文●SPREAD編集部