【MLB】大谷翔平争奪戦へシカゴ・カブス急浮上の背景 「時計の針を巻き戻したい」と編成本部長 6年前には獲得ならず

 

【MLB】大谷翔平争奪戦へシカゴ・カブス急浮上の背景 「時計の針を巻き戻したい」と編成本部長 6年前には獲得ならず
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(C)Getty Images

7日(日本時間8日)から米アリゾナ州スコッツデールで開催されていたGM会議は、9日(同10日)の最終日が急きょ中止となった。体調不良者が続出したためで、予定より1日早く閉幕。予定されていた会見などもキャンセルされた。

次の注目は12月のウインターミーティングで、例年ここで具体的な話が浮上する。フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の新天地も見えて来る可能性が高い。

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■もっとも積極的なチーム

GM会議の最終日はニューヨーク・メッツなど複数球団の会見が予定されていたが、いずれもキャンセルとなった。一部報道によると球団スタッフに下痢や嘔吐などウイルス性胃腸炎の症状が現れたといい、関係者は宿泊していたホテルを早々に引き払ったという。

日程短縮となった同会議だが、振り返れば話題は大谷一色に染まった。しかし、本人はもとより代理人であるネズ・バレロ氏も姿を見せず、来季に向けた交渉状況も不明なまま。獲得に乗り出すと伝えられているロサンゼルス・ドジャースなど各球団のGMも「特定の選手については話せない」とし、ほぼノーコメントだった。

唯一、大谷への思いがにじみ出ていたのがシカゴ・カブス。米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が「オオタニ獲得へ向けて、もっとも積極的なのがカブス」という複数球団幹部の声を紹介したように、取材に応じたジェド・ホイヤー編成本部長も大谷への思いを隠せない様子だったという。

■強打者とDH補強必須

ホイヤー編成本部長も他球団と同じく「FAになった選手のことは話せない」と前置きした上で、「コディ・ベリンジャーがFAになった。DHも空いている」とチーム状況を説明。カブスは今季リーグ3位となる総得点(819)をマークしたが、その中心にいたのがベリンジャー。打線をけん引した左の大砲が去れば、強打者の補強は必須。さらに今季チーム最多となる59試合でDHを務めたクリストファー・モレル内野手を一塁に回す構想も明かし、DH枠を空けて大谷を迎え入れる準備も整えた。

カブスにとって大谷獲得は悲願。大谷がメジャー挑戦を表明した2017年オフ、20球団以上が参加した争奪戦の末、最終的には7球団が残った。その中にカブスの名前も。しかし、当時はナ・リーグにDH制がなかったため合意には至らなかった。

ホイヤー編成本部長は当時を振り返り「時計の針を巻き戻せたらもう一度挑戦したい」と話し、事実上の争奪レースへの参戦を宣言したという。

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カブスは資金面で問題ないとされるが、富裕球団であるニューヨーク・メッツやドジャースと条件面で張り合えるほどではない。しかし、大谷が何を移籍の判断材料にするのかは不明。17年も最有力候補と言われたニューヨーク・ヤンキースがライバル球団をしのぐ条件を提示したにもかかわらず、真っ先に脱落した。お金が判断材料にならないのは明らか。6年前のリベンジを期すカブスにもチャンスはあるかもしれない。

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文●SPREAD編集部