29日、有馬記念出走予定のダービー馬タスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)は鞍上にR.ムーア騎手を予定していることがわかった。
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■有馬記念参戦は自身5度目
11月19日の京都2Rで落馬負傷したR.ムーア騎手は当日のマイルCSを乗り替わり。12月5日までの免許期間を交付されジャパンCも騎乗予定だったが、23日に自ら免許取り消しを申請し、治療のため帰国した。しかし、有馬記念での騎乗が浮上。再来日する予定となった。
同騎手の有馬記念参戦はこれまでに4回。2013年のゴールドシップで3着した以外、馬券内は未だない。また、2017年にはタスティエーラの父サトノクラウンで13着に惨敗しており、今回の騎乗に関して並々ならぬ思いがあるかもしれない。
2016年の香港ヴァーズを勝利したサトノクラウンだが、この時の2着馬はR.ムーア騎手が騎乗していたハイランドリールで、サトノクラウンの強さを目の当たりにしていた。翌年、ジャパンCに出走予定だったサトノクラウンの追い切りでは、本馬に騎乗しないR.ムーア騎手が跨るといった珍しいシーンが見られた。親交のある堀厩舎に「ぜひ乗ってみたい」と異例の展開が巻き起こっていたのだ。
同騎手はジャパンCではアイダホに騎乗するため、サトノクラウンへの騎乗は叶わなかったが、有馬記念でついにコンビ結成。しかし、結果は前述のとおり気難しさを見せて惨敗してしまった。
そして今年、ベタ惚れだった父サトノクラウンの仔であるタスティエーラの騎乗。同騎手にとって果たしたいリベンジであるに違いない。
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