韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は23日、準決勝が行われ、日本女子は香港と対戦。1-0でリードしている。
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■ライバルとの決勝へ
この日中国がフランスを下しており、ライバルとの決勝を見据える日本女子。張本美和、早田ひな、平野美宇を準決勝で起用した。
1番手の張本美は杜凱琹相手に序盤は冷静なレシーブでポイントを重ねる。得意のバックストレートも織り交ぜながら揺さぶる。杜凱琹も前に出るなか、後陣に下げられても力強いフォアで対抗する。終盤に連続ポイントを奪われ逆転を許した張本美は、7-10で失う。
第2ゲームも互角のラリー戦が展開されるなか、張本美がリードしながらも杜凱琹の鋭い攻撃に逆転を許す。YGサービスを放つなど変化をつけ状況を変えたい張本美、7-8で相手のタイムアウト時、伊藤美誠のアドバイスを受ける場面も。
8-8と追いつき、さらに激しいラリーを制した張本美。しかし、最後のバックハンドもオーバーになり、2ゲームを失う。第3ゲームは落ち着きを取り戻し、11-4で一矢報いる。
続く第4ゲームはバックでラリーに対応しながらロングサーブで相手の懐を突く場面も。11-6で同点に追いつく。そして迎えた第5ゲーム、サービスでも変化をつけ杜凱琹を揺さぶった張本美、6-3となったところでタイムアウト。伊藤と戦術面で会話を交わしコートへ戻る。
その後の展開も凌いだ張本美は11-5で取り切り最後は笑顔を見せた。
2番手には早田、3番手には平野がそれぞれ出場する。日本はこの試合に勝利すれば銀メダル以上が確定し、中国との決勝が実現する。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)