世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と対戦予定の元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が日本での無期限の活動停止処分を解除され、ライセンス申請資格の回復を認められた。日本ボクシングコミッション(JBC)が26日に発表した。
これにより東京ドームでの5月6日の井上尚弥戦が現実味を帯びてきた。
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■「数億の違約金&試合キャンセル料全額負担ぐらいの契約条項を……」
ネリは2017年8月に山中慎介(帝拳)と対戦し4回TKO勝ちでWBC世界バンタム級王座を奪取。しかし後日、ドーピング陽性が発表され、翌年18年3月に山中とのリマッチを組まれた。しかし、そこでもネリが2.3キロもの体重超過を犯し王座剝奪。二度にわたる裏切り行為により、日本では事実上の永久追放となっていた。
ネリ陣営からは2月に謝罪とライセンス申請資格の回復を求める書面が提出されていたが、今回これが認められたかたちだ。
再発防止策として、ネリには抜き打ちでドーピング検査とドラッグテストを義務付けるほか、計量オーバー防止のため30日前、15日前、7日前に事前計量を行う。
この発表にSNSでは「ネリは素行を除けば実力者だと思いますが モンスターの対応力を考えれば難しい相手ではない」「敗れたとしても、ネリにとっては禊になるような熱いファイトを期待する」「悪童退治と敵討ちのチャンス」と期待の声が上がっている。
一方で、「もしネリと対戦する場合は事前に厳しい契約を。必ず高額な違約金を設定すべし」「体重超過したら数億の違約金&試合キャンセル料全額負担ぐらいの契約条項を義務付けしてて欲しい」といった、より厳しい契約を盛り込むべきとの投稿が多くの賛成票を集めている。果たして正式発表はいつ行われるのか、契約内容に関する詳細の発表はあるのか。続報が待たれる。
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(A.Kudo/SPREAD編集部)