7月26日に開幕した「パリ2024オリンピック」は11日(日本時間12日)に閉会式を迎え、19日間にわたって繰り広げられてきた激闘に終止符が打たれる。
日本勢は各競技で熱戦を展開し、多くのメダルを獲得するなど名シーンを生んできた。
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■存在感示したフェンシング
日本勢は11日の15時時点で金メダル18個、銀メダル12個、銅メダル13個の計43個のメダルを獲得。金メダルは中国(39個)、アメリカ(38個)に続きオーストラリアと並ぶ3位タイであり、各競技で奮闘を見せてきた。
序盤のメダルラッシュを支えたのが体操で、岡慎之助は男子団体総合、個人総合、種目別鉄棒の三冠に輝き、種目別平行棒の銅メダルと合わせて計4個のメダルを獲得。日本の次世代を担う存在として一気に飛躍を遂げた。
また柔道では、女子48キロ級の角田夏実と男子81キロ級の永瀬貴規が強さを見せつけて金獲得。そして、兄妹連覇が期待されたなか、兄の阿部一二三が66キロ級で金メダルに輝いたのに対し、妹の詩は52キロ級の2回戦で敗れ、阿部兄妹で明暗が分かれた。それでも詩は最後に行われた混合団体に参戦し、銀メダルの一員となった。
フェンシングでは、男子のフルーレ団体で金メダル、エペ団体で銀メダルと奮闘し、加納虹輝は個人では金メダルを獲得した。女子は、フルーレ団体、サーブル団体でそれぞれ銅メダルに輝き、計5個のメダルと存在感を示した。
ほかにもゴルフで松山英樹が男子初の銅メダルを獲得し、バドミントンでは志田千陽、松山奈未の女子ダブルス、渡辺勇大、東野有紗の混合ダブルスが3位に入るなど、日本勢が存在感を放ったパリ大会となった。
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