ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地でのブルワーズ戦に「1番DH」で先発出場。3回の第2打席に2試合連続となる今季37号ソロを放った。
大谷は連日の本塁打でナ・リーグ首位の座をキープし、盗塁も2位タイの33盗塁と「40-40」の達成が現実味を帯びる。米メディアは今季大谷が残す成績について議論している。
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■自己最高の26盗塁を早々にクリア
大谷は打者専念となったドジャース1年目に、パワーだけでなくスピードにも磨きをかけて盗塁を量産。早々に自己最高だった26盗塁をクリアし、30も超えた。自身初のトリプルスリーだけでなく、メジャー史上6人目の「40本塁打40盗塁」の偉業も視界に入っている。
米スポーツ専門局『ESPN』は今季の大谷の最終成績について「50本塁打50盗塁を達成できるか?」と問いを立てて議論し、ジェフ・パッサン記者は「そうはならないだろう」と言及。
それでも、「2024年にはエリートな走塁選手としての実績が加わった」と進化について評価し、「シーズン最後の4分の1で15本塁打を放つ可能性のほうが50盗塁を達成するよりも現実的だ」と、50本塁打超えについては含みを持たせている。
デービッド・ショーンフィールド記者は「40-40までは行くだろうが、(50-50)そのペースはおそらく下回る」と同意見。さらに「オオタニがただ自分の数字を追いかける選手には見えない」と、チームプレイヤーとしての大谷の資質について指摘している。
シーズンも終盤に差し掛かっていくなか、野手として史上最高のシーズンを送る大谷が、2024年シーズンは最終的にどのような成績を残すのかは注目が集まる。
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