エンゼルスの剛腕ベン・ジョイス投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのドジャース戦で4番手に登板。1回10球を投げ無安打無失点2奪三振、今季メジャー最速となる105.5マイル(約169.7キロ)を計測した。
◆【実際の動画】笑うしかない…ジョイスがセットポジションからとてつもない剛球炸裂!今季最速105.5マイル(約169.7キロ)のフォーシームで空振り三振に
■チャップマン超えの1球に球場騒然
メジャー2年目を迎えるジョイスは、米テネシー大学時代に105.5マイル(約169.7キロ)をマーク。米大学野球史上最速記録を更新するなど、入団前から話題を集めた剛腕だ。
ジョイスはこの試合、2-2の同点9回裏から4番手でマウンドへ。先頭のテオスカー・ヘルナンデス外野手を右飛に打ち取ると、ウィル・スミス捕手を空振り三振。そして、続くトミー・エドマン内野手をスライダー2球で追い込むと、最後はインコース低めのフォーシームで再び空振り三振に。最後の1球が、大学時代の自身最高に並ぶ今季最速「105.5マイル(約169.7キロ)」を計測した。
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、ジョイスの投じた「105.5マイル」は、データ解析システム「スタットキャスト」導入の2015年以降では史上2番目にあたる。
これには、エンゼルスの地元放送局『Bally Sports West』の実況席も思わず苦笑い。「冗談だろ……」と呆れるしかない、とてつもない剛球だった。
なお、これまでの人類最速は、アロルディス・チャップマン投手(パイレーツ)が2010年のレッズ時代に記録した105.8マイル(約170.2キロ)。2015年以降では、16年の105.7マイル(約170.1キロ)が最高となっている。ジョイスの1球はそれに次ぐ、スタットキャスト史上2番目の球速で、今季に限るとチャップマンの105.1マイル(約169.1キロ)を上回り、最速記録を塗り替えた。
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