「RIZIN最大のピンチ」朝倉未来、今後の格闘技熱“再燃”にも不可欠か 会見後に安保瑠輝也が呼びかけ

 

A.Kudo/SPREAD編集部

「RIZIN最大のピンチ」朝倉未来、今後の格闘技熱“再燃”にも不可欠か 会見後に安保瑠輝也が呼びかけ
朝倉未来(C)RIZIN FF

総合格闘技団体「RIZIN」は5日、記者会見を行い、ドーピング疑惑が浮上していた平本蓮と、7月28日に『超RIZIN.3』で対戦した朝倉未来、両選手のドーピング検査「陰性」を発表した。

榊原信行CEOは会見の中で、この試合が引退試合となった未来に対して声を震わせながら謝罪。会見後には格闘家らがSNSを更新するなど一夜明けた今でも、大きな反響が続いている。

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■「格闘技熱が一気に下がっちゃう」未来も懸念

会見中、榊原CEOは「プロモーターの立ち位置と逸脱する可能性があるんですけど」と前置きし、未来への想いを吐露。

「2015年に旗揚げして、朝倉未来が僕らのRIZINに出場してはや6~7年。彼の活躍に一喜一憂し、彼の戦いに心を震わせた。7月28日も4万8000人のファンがあれだけの熱狂の中で、朝倉未来の試合を見届けたわけです。彼は格闘家としても、人生を掛けて、引退を掛けて戦った試合が、この心無いドーピング疑惑で泥を塗られてしまったこと、汚してしまったこと、これが引退試合というのは本当に悔しいです。本当に未来が不憫でなりません。本当に悔しい」と声を震わせながらコメントした。

さらに、「最終的にはRIZINの主催者である僕の責任だと思っていますし、この場を借りて朝倉未来にこれが最後の試合となったことに関してはお詫び申したい。自分の中でも気持ちの整理がついていないですけど、朝倉未来と朝倉海とともに、彼らを中心になってこの6~7年RIZINの熱を作り出したと思っています。4万8000人の熱を作るのに、日本の格闘技界は15年かかったんです。本当にその日に、この試合が引退で終わっていくことに僕は申し訳ないなと本当に思っています」と、未来への謝罪を口にした。

榊原CEOは会見にて、平本に猛省を呼びかけるとともに、「たぶん大晦日の試合をオファーすることになる。未来へ向けての検査を受けてもらおうと思います」ともコメント。再び検査をし、陰性であることを確認した上で、大晦日への出場を打診するとした。

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会見後には、朝倉、平本ともに親交のある総合格闘家の安保瑠輝也がX(旧ツイッター)を更新。「RIZINが最大のピンチ、こんなときこそ大晦日で朝倉未来vs平本蓮2でしょ、そこのサブメインで安保瑠輝也とメイウェザーどうですか^_^未来さん引退撤退してもう一度平本と対決してください、それをみんなが望んでます」と、未来の引退撤回と、「朝倉vs.平本2」を熱望した。

安保は2日、平本がドーピング疑惑を完全否定した会見後にも「日本帰ってきたらSNSが平本だらけやん。俺の感想はこの会見でRIZINも白出してOKならやったかどうかは置いといて暗黙の了解って話になってくるよな。ステロイドの効果は十分知れ渡ったやろうしゴリゴリにでかいやつも増えて格闘技も新時代に突入やな」と呟いていた。

当事者の未来自身も会見前日にアップしたYouTubeチャンネル「ガチの朝倉未来」の動画内で、「俺たちが6年くらいかけて再燃させた格闘技熱が一気に下がっちゃう可能性ありますからね」と懸念を口にしていたが、果たして。今後の格闘技はどうなるのか、余波はまだまだ続きそうだ。

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