ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのパドレス戦に「1番DH」で先発出場。第5打席で松井裕樹投手から左前二塁打を放ち、今季13度目の1試合3安打をマーク。あわせて史上19人目となる400塁打を達成した。試合は7-2でドジャースが勝利し、3年連続22度目のナ・リーグ西地区制覇を達成した。
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■ナ西地区制覇に貢献する3安打
前人未到のシーズン「50-50」(50本塁打、50盗塁)を達成した大谷が、地区優勝を決めた試合で、また一つ偉業を達成した。
8回2死走者なしで迎えた第5打席。4番手の松井が投じた外角低めスライダーを左前に落とし、二塁打とした。この試合3安打目をマークするとともに、23年ぶり19人目(30度目)となる400塁打に到達した。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニは2001年のサミー・ソーサ(425)、ルイス・ゴンザレス(419)、バリー・ボンズ(411)、トッド・ヘルトン(402)以来となる400塁打を達成」と速報を打ち、快挙を伝えた。
同サイトのジェイソン・フォスター記者も「オオタニがまたもや希少な記録を達成」と題して、記事を公開するほど400塁打は達成困難な数字として認識されており、メジャーでの評価は高い。
■球史に残る強打者も届かず
ステロイド時代の01年以降は達成者が出現していないことも、この数字をクリアすることの難しさを裏付けており、テッド・ウィリアムズ (キャリア最高: 368)、ミッキー・マントル (同376)、ウィリー・メイズ (同382)、ケン・グリフィーJr. (同393)、アルバート・プホルス (同394)、ミゲル・カブレラ (同377) ら球史に残る強打者でも届かなかった。そして、現役選手ではマイク・トラウト(同339)、アーロン・ジャッジ(同391)もここまで達成できていない。
これまで3冠王は15人、完全試合は24人、そして400塁打は19人と達成者はごくわずか。また一つ、大谷が歴史に名を刻んだことは確かだ。
塁打は、単打×1+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4として計算される。
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