オリオールズの地元紙『ボルティモア・サン』電子版は24日(日本時間25日)、「ショウヘイ・オオタニがオリオールズの新人ホリデイのスイング改良に与えた影響」と題した記事を掲載。有望株ジャクソン・ホリデイ内野手が、ドジャースの大谷翔平投手を参考にフォームを改良。シーズン終盤に打撃向上のきっかけを掴んだ話題を紹介した。
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■開幕後は極度の打撃不振に……
ホリデイは今季開幕前、MLB公式の「プロスペクトランキング」で全体1位に選出された超有望株。2022年のドラフト全体1位指名でオリオールズに入団すると、23年までマイナー4階級で125試合に出場し打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、OPS.941の好成績を残した。
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そして、今季4月11日(同12日)に満を持してメジャーデビュー。通算316本塁打、ロッキーズやカージナルスで活躍した強打者マット・ホリデイを父に持つ2世選手として、全米でも大々的に報じられたが、4月は極度の打撃不振で月間打率「.059」とメジャーの壁にぶち当たった。その後、マイナーでの調整を経て7月31日(同8月1日)にメジャー再昇格。初アーチとなる満塁本塁打を記録するなど、印象的な打撃は見せたものの、打率.189、5本塁打でシーズンを終えた。
■プホルスを参考にした大谷のスタイル
During the final week of the season, Jackson Holliday said he was just "messing around" in the cage with Cody Asche when he was mimicking Ohtani's swing.
"It put me in a good position to hit. I was hitting good BP with it. I was like, ‘OK, why not?'"
📰: https://t.co/HgxI81P4lQ pic.twitter.com/W1qEhFN8Or
— Jacob Calvin Meyer (@jcalvinmeyer) October 24, 2024
それでも、シーズン最後の2試合では5打数4安打と奮起。同記事を投稿したジェイコブ・メイヤー記者によると、ホリデイは大谷の打撃フォームを真似したことで来季への確かな手応えを得られたそうだ。
ホリデイは、ふとした思いつきから「ただの遊びでやってみただけなんだ」ときっかけを明かす。これまでの右足を大きく上げるスタイルから、大谷のように右足つま先のタップ(軽く踏む動作)でタイミングをとるようにしたところ、「何かがカチッとハマった」のだという。取り入れた試合では、いきなり3安打2四球で5度の出塁と大活躍を見せた。
奇しくも大谷は、エンゼルスでのメジャー1年目、開幕直前に同僚のアルバート・プホルス内野手を参考に、右足を大きく上げるスタイルから現在の形へモデルチェンジしている。通算703本塁打のレジェンドから大谷へと伝えられた技術は、ホリデイの未来を変えるきっかけにもなるだろうか。
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