【エリザベス女王杯/前日オッズ】1強ムードなら1人気に安定感 「1.0.1.12」該当のホールネスは過信禁物か

エリザベス女王杯2024の枠順
エリザベス女王杯2024の枠順

JRAは9日、第49回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)の前日最終オッズを発表した。

レガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が単勝1.9倍で1番人気、ホールネス(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)が単勝8.9倍で2番人気。

以下、シンティレーション(牝5、美浦・池上昌和厩舎)が単勝10.4倍で3番人気、シンリョクカ(牝4、美浦・竹内正洋厩舎)が単勝12.1倍で4番人気。

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■オッズ傾向からも今年は波乱十分

過去10年、1番人気が【2.2.2.6】とやや心もとない成績だが、単勝3.0~3.9倍なら【1.2.1.1】連対率60.0%と安定感アップ。単勝2.9倍以下【1.0.1.2】と比べても、断然の人気に推されない方が狙いが立つ。

勝ち馬が多いゾーンは単勝4.0~9.9倍で【6.0.4.20】。このうちノーザン・社台ファーム生産馬の3、4歳馬に限れば【5.0.3.8】勝率31.1%、単勝回収値194をマークする。しかし、今年は前日時点でこのゾーンの該当馬がいない。逆を言えば、非ノーザン・社台系は【1.0.1.12】複勝率14.2%にしかならず、ホールネスを過信できないということ。

単勝10.0~29.9倍は【1.6.1.28】と連対が多い。このうちクラブ馬に限ると【1.4.1.10】連対率31.1%をマーク。中でも前走で上がり3位以内の末脚を使っていた馬は【1.3.1.5】連対率40.0%、複勝率50.0%、複勝回収値186までアップする。GI舞台だけあって、伏兵扱いされていれてもクラブ馬は侮れない。主要ローテである府中牝馬S組のシンティレーションは一発の可能性を秘めている。

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また今年のように1強ムードになった年(1番人気が1倍台または1番人気が2倍台かつ2番人気が6倍以上)は、2000年以降で見ると6回ある。この時の上位人気3頭の成績は、1番人気【2.2.1.1】、2番人気【0.1.2.3】、3番人気【0.1.1.4】と、人気を集めるほど安定感を見せる。

ただし、2008年、09年、12年、17年の直近4回では、1~3番人気合わせて【0.2.3.7】と勝ち切れていない点は気がかり。1番人気は【0.2.1.1】なので、レガレイラならある程度信頼してもよさそうだが、妙味を考慮して波乱の目を期待した方が、馬券的にはたのしめるだろう。

馬連は(1)ホールネス-(7)レガレイラが8.6倍、3連複は(1)ホールネス-(7)レガレイラ-(12)シンティレーションが22.9倍、3連単は(7)レガレイラ→(1)ホールネス→(12)シンティレーションが59.0倍で1番人気。

■9日・前日最終オッズ

人気馬名単勝
1レガレイラ1.9
2ホールネス8.9
3シンティレーション10.4
4シンリョクカ12.1
5スタニングローズ12.9
6サリエラ13.2
7ハーパー18.2
8モリアーナ24.7
9コンクシェル25.7
10ライラック30.4
11キミノナハマリア33.1
12ルージュリナージュ39.1
13ラヴェル53.4
14コスタボニータ57.2
15ピースオブザライフ91.6
16ゴールドエクリプス113.1
17エリカヴィータ125.5

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

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