イタリア・セリエAのペルージャは10日(日本時間11日)、レギュラーラウンドの第7節で敵地でのターラント戦に臨み、3ー0でストレート勝ちした。これでチームは12チーム中唯一となる開幕7連勝を飾り、単独首位に浮上した。
ペルージャでプレーするバレーボール男子日本代表の石川祐希は第3セットの23ー23の場面から途中出場。笑顔でチームを鼓舞しつつ、サーブレシーブで得点に貢献するなど再びチームに流れを引き戻した。
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■大事な局面で石川が存在感
5試n合連続でベンチスタートとなった石川。
試合はペルージャが第1セット、第2セットとも好調な滑り出しを見せ、一度もタイムアウトをとることなく大差で2セットを先取。第3セットはターラントが追い上げを図り、中盤まで均衡状態が続いた。
相手に3ポイント連取を許して迎えた23ー23の局面で、石川がウクライナ代表のオレフ・プロトニツキに代わり途中出場。笑顔でチームの緊張をほぐし、レセプションも成功させてチームの得点に貢献した。石川は26ー26の場面でコートを退き、最後はコートに戻ったプロトニツキがダイレクトスパイクで試合を決めた。
■「アドレナリンが出まくった!」
ペルージャは最終セットの接戦を制し3-0(25-18、25-14、31-29)で勝利。この勝利で、セリエAのチームで唯一の開幕7連勝を飾り単独首位となり、早くもコッパ・イタリアの出場権を確定させた。
セリエA公式サイトのサー・スーサ・ヴィム・ペルージャ記者は、「ターラントのパラマッツォーラ(敵地スタジアム)への旅行からの完全な戦利品を持って帰国する」「最終セットはアドレナリンが出まくった!」と白熱した試合の様子を報道。
「チャンピオンズ・リーグの開幕を目前に控えたこのチームにとって、結果を出し続けるという意味でも重要な勝利となった」と試合を総括した。
ペルージャは11月13日(同14日)からレギュラーラウンドと並行して、欧州チャンピオンズリーグ(CL)が開幕する。
CL初戦は、14日(同15日)にチェスケー・ブジェヨヴィツェ(チェコ)と対戦。11月17日(同18日)には第8戦で、本拠地でのグロッタッツォリーナ戦を迎える。
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