【香港マイル/3連単30点】地元勢は絶対的エース不在で日本馬にチャンス “忘れられた香港馬”に妙味あり

【香港マイル/3連単30点】地元勢は絶対的エース不在で日本馬にチャンス “忘れられた香港馬”に妙味あり
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8日、香港・シャティン競馬場にて、香港国際競走が行われる。マイル王者決定戦・香港マイル(GI、芝1600m)は日本時間17時00分発走予定。日本からはマイルCSで悲願のGI制覇を果たしたソウルラッシュ、次世代の最強マイラー・ジャンタルマンタルの2頭が参戦する。

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今年は、過去4年で3勝2着1回と、絶対的な王者として君臨した地元のゴールデンシックスティが引退し、本命不在の混戦模様。2019年以来勝ち星から遠ざかっている日本勢にもチャンス十分だ。新時代のマイル王に輝くのは――。その結末を予想する。

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■絶対的エースがいない香港勢

昨年の香港マイルで、ゴールデンシックスティの2着に好走したヴォイッジバブル。当時はJRA発売で11番人気と伏兵の存在だったが、年明けの香港スチュワーズカップでGI初制覇を飾り、前哨戦のジョッキークラブマイルを制するなど、現状では香港勢のエース格に上り詰めた。

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過去10年の香港マイルで、前走ジョッキークラブマイル組は7勝2着9回3着5回と最も相性が良く、そのうち勝ち馬は5勝をマーク。前哨戦を制した勢いをそのまま本番に結び付けている。その点はヴォイッジバブルにとって好材料だろう。

一方、ドバイターフでは13着、安田記念では17着と、2度の海外遠征の際に大敗を喫しており、世界から強豪が集う場では結果を残せていない。地元シャティンで安定した成績を残せているが、チャンピオンズマイルで3着、前々走シャティントロフィーも2着と、取りこぼすケースがあり、絶対的な存在ではないだろう。

ヴォイッジバブルとの比較で考えると、ギャラクシーパッチにも十分チャンスはありそう。GI勝ちの実績こそないものの、シャティントロフィーではヴォイッジバブルを差し切って快勝。1番人気に支持されたジョッキークラブマイルでは、出遅れが響き3着に敗れたが、常に安定した差し脚は大きな武器で、本命なき混戦なら、あっさり突き抜けても何ら驚けない。

■5年前の勝ち馬と重なるジャンタルマンタル

日本からはGI馬2頭が、5年ぶりのレース制覇を狙って参戦。特にマイルCSで悲願のGI初制覇を果たしたソウルラッシュは、昨年4着に敗れた当レースでリベンジを期すことになる。

その前走マイルCSは、これまでGIを勝ち切れなかったことが嘘のような圧巻のパフォーマンスを見せて快勝。昨年はマイルCS2着を経て香港マイルに臨むも、スタート直後に両サイドから挟まれてバランスを崩したり、4コーナーで他馬とぶつかるなど、スムーズなレースができず、不完全燃焼の一戦だった。一度、香港遠征している点は強みで、今年はさらに充実した状態で臨めるだけに、期待度は高い。

気がかりなのは、好相性の団野からモレイラに鞍上が替わる点。世界的名手を疑うわけではないが、同馬とは3戦コンビを組んで未勝利と相性はいまひとつ。好パフォーマンスを見せたマイルCSは、団野の好リードに導かれたことも要因で、引き続き香港でもコンビを組んでもらいたかった。

また3歳世代の最強マイラー・ジャンタルマンタルが、GI2勝の実績を引っ提げて世界の強豪に立ち向かう。始動戦に予定していた富士Sを熱発で回避したのは誤算だったが、放牧から帰厩後は順調な調整過程を踏んでおり、戦える準備は整っている。

長期休養明け、初の海外遠征、初の古馬との対戦と、目の前の課題は多いが、それ以上に春のレースぶりから楽しみな面は大きい。3歳で5年前の当レースを制したアドマイヤマーズも、朝日杯FSとNHKマイルCを制し、皐月賞での好走歴もあるなど、ジャンタルマンタルとほぼ同じローテと実績であることから、その再現を期待したいところだ。