5月16日、本田圭佑選手が表参道ヒルズで開催された「HUBLOT LOVES FOOTBALL Special Exhibition」開催記念イベントに参加した。
イベントでは、メキシコリーグ・パチューカに所属してから(2017年7月14日に移籍決定)の1年間について振り返った。
「これまでのサッカー人生って、自分の弱点を限界まで追い込むことで補っていくというものでした。こう見えて挫折も多い。いろいろな苦い経験をしていて、コンプレックスもたくさんあった。これまではそういうやりかたでキャリアを上げてきた」
「ミラン(イタリア・セリエA、ACミランでプレー経験あり)での挑戦で吹っ切れたというか、メキシコではこれまでとは違うやり方で行こうと。自分の長所、攻撃のパートに特化した」
自身の長所を活かすことに注力した結果生まれたのが、パチューカでは通算6ゴール目となった4人抜きゴールだ。
#NoTeLoPierdas
G⚽⚽⚽L de Keisuke Honda@Tuzos 3-0 @Xolos #4tosDeFinal #CopaCoronaMX 🏆
⚽ #SienteTuLiga ⚽ #MiércolesDeFut pic.twitter.com/ZGtMiprkPA— #CopaCoronaMX (@CopaCoronaMx) November 9, 2017
「ドリブルは得意ではないが、ボールを運ぶのは得意。やってみた甲斐があった。やってみないとわからない。やってみるもんだな、と」
パチューカでプレーした今季は公式戦10ゴール7アシストという結果を残したが、すでに退団の意向を示している本田選手。
「どこの国でプレーしたいですか?」という質問が。これに対し、「この質問に答えるとヒントを与えることになるんですけど…。」と、自身の移籍について言及。
「ワールドカップが終わるまでは、何も意思決定はしないことを決めているので。決めた上で、パチューカと1年契約した。その考えは変わっていない。ここで発言して、僕の意思が左右されるのは嫌なので」
そう言葉を濁しつつも、Jリーグ移籍については完全否定した。
「1つだけ言えるのは、日本はないです。日本にはたくさんの友達がいて、彼らに日本サッカーの盛り上げは託しています。僕は『(本田圭佑)らしいな』と思ってもらえる選択をしたいです」
《大日方 航》