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ラッセル・ウェストブルックを支える「Why not」の精神 NBAトッププレイヤーが語る“練習”の大切さ

ラッセル・ウェストブルックを支える「Why not」の精神 NBAトッププレイヤーが語る“練習”の大切さ

世界屈指のバスケットボール選手が渋谷にやって来た。ヒューストン・ロケッツに所属するラッセル・ウェストブルック選手だ。

自身のシグネチャーシューズ『WHY NOT 0.2』のプロモーションツアーで世界を周っているウェストブルック選手は、8月6日、東京都渋谷区のバスケットボールショップ『ギャラリー2 渋谷店』に登場。

会場に詰めかけた多くのファンや、都内のミニバスケットボールチームに所属する少年少女たちを喜ばせた。

2017年MVP、オールスター選出8回の超一流選手

2008年にオクラホマシティ・サンダーでデビューしたウェストブルック選手は、その後10年のキャリアでオールスターゲームに8回出場し、2017年にはMVPも獲得した、名実ともに現役最高峰のプレイヤー

中でも、1試合の中で主要3項目(得点・リバウンド・アシスト)が20以上を記録する『トリプルダブル』は彼の代名詞。何でもできる万能型の選手だ。

今年7月にはトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍。10年間過ごしたオクラホマシティを離れ、新天地での新たなチャレンジをスタートさせようとしている。

座右の銘「why not(なぜやらないのか)」

ウェストブルック選手を語る上で欠かせないのが、座右の銘であり、シグネチャーシューズの名前にも冠された「why not(なぜやらないのか)」という言葉だ。

誰もが認めるスーパースターとなったウェストブルック選手だが、なにも初めから一流選手だったわけではない。高校時代の彼は身長がわずか175cmしかなく、目立つことのない選手だった。

当時のチームメイトには198cmの長身と豊かな才能を併せ持つケルセイ・バスがいた。ウェストブルック選手とバスは親友同士だったが、周囲の注目を集めるのは常にバスだった。しかしバスはある時、突然の心臓発作により命を落としてしまう。

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どんなに才能豊かな人物であっても明日どうなるかは誰にもわからない。ならば今できることをなぜやらない(Why not)のか――。

バスの死を受けてそう考えたウェストブルック選手は、もともとの練習熱心さに輪をかけてバスケットボールに打ち込むようになる。そして大学を卒業する頃には、世代を代表する選手のひとりとして名を馳せるほどになった。

「Why not。この考え方によって、僕は自分を信じてやるべきことに打ち込めるようになったし、その結果たくさんの成功を手にすることができた。今回日本に来れたこともその中のひとつだ」

イベント会場を埋める日本のファンに向けて、ウェストブルックはそう語った。

「だからみんなにも同じようなメンタリティを持ってほしいと思う」

日々の練習の大切さ

司会者から「ベストな選手でいるために大事にしていることは?」と質問を受けたウェストブルック選手は、「常に平常心で練習することだ。良い時も、悪い時も、できることも、できないことも、同じ思いを持ってやることが大事なんだ」と答えた。

会場のスクリーンに流れた過去のスーパープレイについて質問を受けると、「常にこういう練習をしたから身体が覚えている。身体が覚えるまでやることが大事だ」「なぜ自分があれをやったのか覚えていない。身体が自然に動いた」と、日々の練習の大切さを強調していた。

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