「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は8日、駒沢屋内球技場にて木下アビエル神奈川が京都カグヤライズと対戦。マッチカウント4-0で勝利して今季17勝目を挙げた。
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■第1Gを失うも立て直す
張本美和は2番手のシングルスとして起用され、中森帆南と対戦。ゲームポイントを握った第1ゲームを10-7から逆転される立ち上がり。しかし、第2、3ゲームはそれぞれ5連続ポイントを奪うなど試合を優位に運び、先に主導権を握られた第4ゲーム目も中盤以降持ち直し、3-1で勝利してチームの勝ちを確定させた。
張本美は試合後に「すごいボールがあって勝ったというよりは良い意味での地味な勝ち方だったと思っている」と試合を振り返りながら、「出だしがよくなかったというのと、相手の選手がタイムアウトを取って、ちょっと落ち着くことができた。もしこのゲームで負けたとしても最終ゲームの打開策を探りたいというのがあって、落ち着いてやろうという気持ちでやりました」と第4ゲームの逆転劇についても語った。
この日は第1ゲームでは10-10の1点を失い、第4ゲームでは9-9からの2点を取り切るなど、「あと1点」欲しい時の状況で流れが変わりかける瞬間があった。
緊迫した展開での戦いについて張本美は「競っている時は台に入れればいいという感じを自分のなかで意識はしていて、チャンスボールを与えるというよりは、質で返せるくらいでいるといつも意識している。今日はできたりできなかったりがあったんですが、最後はここで欲しいという時にできたので良かったです」と自身の意識と戦い方について明かした。
ホームでの2連戦に先勝した張本美は、「団体としては4-0とか勝ち点を1点でも多く取って準決勝以降まで行きたいというのがあるので、勝ち点を広げれば広げるほど相手のオーダーを見ることができる。1位になれないから頑張らないというのではなく、頑張っていきたい」と最後までチームとして戦いぬくと意気込んだ。
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