ドジャースのマックス・マンシー内野手は2日(日本時間3日)、本拠地でのブレーブス戦に「7番・三塁」で先発出場。試合序盤に2失策したが、8回の第4打席で汚名返上の同点二塁打を放った。第3打席までは「トルピード(魚雷)バット」を使用していたが、快音は響かず。以前のバットに戻した途端、殊勲の一撃を放つ結果となった。
チームは大谷翔平投手のサヨナラ本塁打が飛び出し、6-5で劇的勝利。開幕からの連勝を「8」に伸ばした。米複数メディアが試合の様子を伝えている。
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■2失策でスネルの足を引っ張る
この日、ドジャースの選手としては初めて新型バット「トルピード(魚雷)」を採用したマンシー。試合前のフリー打撃から使用し、第3打席まではこの新しい武器を手にしていた。
しかし、現在メジャーを席巻する「トルピード」でも快音は響かず。すると、3-5で迎えた8回2死二、三塁の第4打席では、以前のバットに戻して打席に入った。
そして、この決断が功を奏した。ブレーブス守護神ライセル・イグレシアス投手が投じた5球目のチェンジアップを捉え、右中間を破る同点二塁打をマーク。マンシーは試合序盤に2失策し、先発したブレイク・スネル投手の足を引っ張っていただけに、塁上では安堵の表情を浮かべていた。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、マンシーが魚雷バットから従来のバットに戻したことについて問われると「彼の判断だったと思う。バットではなく、彼の実力。価値ある一打だった」と称賛した。
マンシー自身は魚雷バットについて、打撃練習での感触は良かったと認めつつ、「(試合中は)スイングが少し乱れている、不安定になっていると感じた。ゾーン内をしっかりとバットが通っている感じがしないというか……。それでいつものバットに戻した」と話し、やはり違和感があったと明かした。
■継続して使用するかどうか不明
それでも「バッティング練習ではトルピードバットを使うことで得られるものもあったと思う。練習用のバットとして使って、試合ではいつもの自分のバットに戻すというのもアリかもしれない。最後の打席では、それがうまくいったように感じた」と話した。
魚雷バットを今後も使用するかどうかは不明とし、現時点では判断を保留したマンシー。コメントにある通り、練習で使いつつ、再度使用するタイミングを計っていくことになりそうだ。
一連の動きを見た米メディア『ヤフースポーツ』は、「トルピードバットが誰にでも合う“魔法の杖”ではないことを示した。結局のところ、バットの種類に関係なく、ボールにしっかり当てることがすべて。そして、チームがどうしても安打を必要としていた場面で、彼が選んだのは信頼できるいつものバットだった」と指摘した。
マンシーはこの試合が始まる前まで21打数2安打と不振に苦しんでおり、突破口として魚雷バットを取り入れていた。
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